東京五輪・パラリンピックで

失ったものを忘れないために

 

9月のメールマガジン

We believe in SISTERHOOD

                                                                                        2021/9/22  vol.3

アジュマブックス・メールマガジンをご購読いただきありがとうございます。

 

 2013年に招致が決定して以来、長年の間、多くのものを犠牲にし、私たちに我慢を強いてきた夏の宴もようやく終わりました。今度こそ本格的なコロナ対策に本腰を入れてもらえるのか? と思いきや、菅総理は辞任、国会は開かれず、マスコミは私たちに選ぶ権利もない総裁選の報道ばかり。

 

 そして、海の向こうのアフガニスタンでは、20年前に逆戻し、女性の権利制限が始まっています。

 

 そんな暗澹たるニュースの中、8月は「朝日新聞」に小説家・金原ひとみさんによる『ハヨンガ』の力強い書評が掲載され、9月には「図書新聞」にも東北大学教授・佐野正人先生による『咲ききれなかった花』の素晴らしい書評が、「アエラ」に『ハヨンガ』訳者の大島史子さんの初インタビューが掲載されました!

 

 また、15日にはフラワーデモの成果がまた一つ実を結んだり(静岡地裁の判決が東京高裁で逆転有罪に)と、少しずつですがフェミニズムは力を増してきています。

 

 3%の女性が変われば世の中は変わります。

 

 自分の怒りを信頼し、生き抜いて、勝ちましょう! 

 

お知らせ
 

<『根のないフェミニズム 

フェミサイドに立ち向かった

メガリアたち』が発売に!>

 

 韓国最大のポルノサイト「ソラネット」を封鎖に追い込んだ、オンラインフェミニスト集団「メガリア」たちの戦いを記録したノンフィクション『根のないフェミニズム フェミサイドに立ち向かったメガリアたち』を2021年9月24日(金)より全国の書店・ネット書店等で発売いたします。

 

 本書では、さまざまな「事件」や「事故」について、自分たちの暮らしが被った影響を交えて、証言する7名が登場。資料としても貴重なタイムラインやミラーリング辞書も収録!

 

詳しくは

↓

https://www.ajuma-books.com/根のないフェミニズム

 

10月1日には発売記念オンラインイベントも開催いたします。

<8月28日の朝日新聞に

金原ひとみさんによる書評掲載で

『ハヨンガ』が大ブレーク!>

 

 書評界で最も影響力があるのが土曜日の「朝日新聞」読書面。なんとその読書面の最も注目されるスペースに小説家の金原ひとみさんによる『ハヨンガ』書評が大きく掲載されました!

 

 実は朝日新聞の書評に載る書籍は、同じ週の月曜日、Web「好書好日」の「次回の読書面」ページ上に、書籍名と表紙が予告される仕組み。そして『ハヨンガ』はそのページの最上部の左に掲載されたのです。

 

 それは、土曜日の紙面では、最も目立つ場所に大きく取り上げられるよ、ということを意味します。おかげで月曜から全国の有名書店様から大型注文が続々殺到(某ネット書店も!)。アジュマブックスが一躍注目されることになりました。朝日新聞恐るべし。 

 

 金原ひとみさんの書評は「好書好日」のサイトからお読みいただけます。

↓

「怒りを力に変える 抗体のように」

<9月8日発売の「AERA」に

『ハヨンガ』の訳者・大島史子さんの

インタビューが掲載されました!>

 

 3代にわたるフェミニスト一家に育った大島さんが感じた、日本語が持つ女性差別観や、『キム・ジヨン』との世代比較など、ハヨンガの読みどころをたっぷり紹介しています。

 

大島史子さんの記事は「AERA.dot」の

サイトからお読みいただけます。

↓

「韓国アダルトサイトを閉鎖に追い込む

ドキュメンタリー小説

「女性が共に闘えば世の中を救う」

 

大島史子さんの漫画

『主人なんていませんッ』は

ラブピースクラブのホームページで

お読みいただけます。

↓

「主人なんていませんッ」

 

アジュマブックス

関連イベント

 

●8月12日 

ウーマナイザーとのコラボイベント

「大切な私たちのプレジャーの話し」

 

 バイブの日である8月12日、ウーマナイザーのスタッフ、ドイツの性科学者、石川優実さん、牧村朝子さんらに、プレジャーについて貴重なお話を語っていただきました。男性の性についての迷信など日本で聞けない話にビックリです。

↓

https://www.lovepiececlub.com/column/16850.html

 

 

●8月27日 

ラブピースクラブ25周年 

語りましょう、フェミ的25年

 

 ラブピースクラブ創立25周年を祝い、フランス語翻訳家の相川千尋さんと北原みのりがトークという予定でしたが、実際は相川さんの周到な準備による北原の25年の歩みを振り返る企画に。これまでラブピースクラブで働いてきたスタッフからのメッセージに感激する一コマも。アジュマブックス創刊の思いも語られています。

↓

https://www.lovepiececlub.com/column/16918.html

アジュマブックス関連番組

 

●8月19日

「フェミステーション」 Vol.9

 一歩一歩、みんなのためのフェミニズムから遠ざかりつつあるフェミステーション。

 

 東京五輪強行の一月。どこかの首長の金メダルがぶり事件から、小田急フェミサイド事件についてまでをフェミトークします。がぶりの後の女性選手に繰り広げるセクハラ発言の酷さが衝撃。そして「フェミサイドをフェミサイド」と言ってはいけない空気がつくられてしまうのはなぜか? 女性嫌悪の男たちが女性たちに押しつけてくる「しつけ」問題について今日も語り尽くします。

https://www.lovepiececlub.com/column/16977.html

 

 

●9月17日

「フェミステーション」 Vol.10

 その「感情」お隠しになってはいかがでしょうか? あ、この喧嘩、私たちから始めたわけじゃーありません!

 

 今回は、フェミサイド抗議デモに出かけ盗撮被害にあった大島史子さんの話しから、性暴力に抗議して刑法改正をめざすフェミニストを嘲笑する大学教授が過去、強姦(当時)加害の民事訴訟訴をおこされていた件について、また、今年春に報道された70代の妻が夫の首をのこりぎでひいて殺害する事件の裁判傍聴に行った話しなど・・・「事件」をめぐるミソジニストたちについて語ります!

https://www.lovepiececlub.com/column/16885.html

 

 

●8月29日 

「今夜もフェミテレビ」 13th

 

フェミニストの女性6名、福島みずほさん、グラビア女優#KuToo発起人の石川優実さん(今回はお休みです)、社民党全国連合労働・女性問題・多様性政策委員長の大椿裕子さん、市民運動家の菱山南帆子さん、 会社員・フェミニスト#検察庁法改正案に抗議します発信者の笛美さんと北原みのりが、毎月最終日曜日の夜に、ジェンダー平等について語り合うインターネット番組。13thは小田急フェミサイド事件、選挙、8月に読んだ本(『ハヨンガ』もオススメいただきました!)について語っています。

https://www.youtube.com/watch?v=2S0yNLQA76w

 

●9月20日
「エトセトラブックスYouTubeチャンネル」第1回

 

 フェミニズム専門出版社の先輩であるエトセトラブックスさんのYouTubeチャンネルが始まりました! 映えある初回ゲストはラブピースクラブの北原みのり。松尾亜紀子さんとフェミ本について語ります(収録日:2021年7月24日収録)。

https://youtu.be/K58WOf2mn88

 

 

書評紹介

 

 『咲ききれなかった花 ハルモニたちの終わらない美術の時間』の書評が

『図書新聞』に掲載されました

 

 『図書新聞』第3511号/2021年9月11日号に、東北大学教授・佐野正人先生(日韓比較文学・比較文化)による書評が掲載されました。

 

「慰安婦たちの『声』を聴く絵画の授業   連帯の可能性と希望を指し示してくれる」

 

……この本はそのような国境と世代を越えた シスターフッドの連帯の中で生まれ……慰安婦問題は日韓の間の政治的問題であるよりも、性暴力を生み出すものたちとの 国境と世代を越えた闘いであるはずなのである……

 

*大変素晴らしい書評です。機会がありましたら、是非、ご一読ください。

 

 

『ハヨンガ』の書評をいただきました!

 

 小綠(シャオリュー)様から、神レビューをいただきました! ありがとうございます。便利な「ハヨンガ 登場人物名前表」付き。これから読まれる方は是非、お手元に置いておくことをオススメします。

↓

https://greeneyes-fem.com/2021/09/15/書評ハヨンガ-ハーイおこずかいデートしない/

 

*メルマガ読者の皆様も是非、ブログ、SNS、アマゾンレビューなどで感想をお聞かせください。短いコメントでも結構です。よろしくお願いいたします。

 

今後のイベント予定

 

●10月1日 19時00分〜

「根のないフェミニズム フェミサイドに立ち向かったメガリアたち」 出版記念

オンライン・イベント

 

 出演)if books編集者のチョパク・ソニョンさん、元メガリアのイ・ウォニュンさん、訳者の大島史子さん、アジュマブックスの北原みのり

 

 無名のオンラインフェミニストたちが生まれたネット掲示板「メガリア」。ポストイット運動、脱コルセット、ミラーリング、ポルノサイト爆破など、韓国フェミニズムを牽引する一方、分裂や、外圧などによって分断され、今はネット上に残っていません。

 

 右からも左からも批判され続けた「メガリア」本の出版を唯一引き受けたのが、創立されたばかりのif booksでした。本書を読んだチョン・ミギョン氏は衝撃を受け、メガリアたちにインタビューして、フェミニズムドキュメンタリー小説「ハヨンガ」を書きました。この2冊を読むことで、世界最大のポルノ大国であり、韓国よりもジェンダーギャップが下位をいく日本社会そのものの問題がより明確になります。

↓

https://www.ajuma-books.com/event

*メルマガ購読者の方には9月18日に招待メールを発送しております。万一、不着の方がいらっしゃいましたら、ご連絡ください。

 

●9月26日

「今夜もフェミテレビ」20時〜YouTube配信

 

新刊予定

 『中絶がわかる本 

MY BODY MY CHOICE』

 

 私のからだは私が決める! 

 世界中で毎年、何万人もの女性たちが危険な中絶のために命を落としています。フェミニストたちが戦ってきた歴史を通じて、中絶について学ぶ新しい性教育と人権の本を発売いたします。読み終わった時にはエンパワーされた気分になること間違いありません。リプロダクティブ・ライツの教科書として、子どもから大人までの必読書。日本の現状もあらたに加筆してお届けします! 10月下旬発売予定。

 

アジュマブックスメールマガジン

第3号、いかがだったでしょうか?

 

オリパラが終わるのを待っていたかのように発表される衝撃の報道が続く9月。

 

 新型コロナに感染しても入院できず、自宅で亡くなった人や変死遺体が、東京都や全国で、8月は過去最高だったり、7月に空港の検疫所で陽性と確認できた入国者がミュー株に感染していただけでなく、イータ株、カッパ株も入国検疫で確認されていたと今頃発表されたり、情報統制が戦時中のような日本。

 

そんな中、一番犠牲になるのは社会的弱者や女性たちです。

 

 

アジュマブックスは女性のために、これからも声を上げ続けていきます。

 

皆様からのコメント、ご要望、ご質問、お悩み、何でも結構です。お待ちしております。

 

シスターフッドの出版社

アジュマブックス

 

お問い合わせ)

https://www.ajuma-books.com/contact

 

 

*メルマガのバックナンバーはこちらからお読みいただけます。

https://www.ajuma-books.com/newsletter

 

 

 

東京都文京区本郷」7-2-2
03-5840-6455

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