umu's works NEWS LETTER

VOL.3(2018.4.23)

もう一度バイクに乗りたいという想いが日に日に強まってます。いわゆるリターンライダーというやつですね。この時期から梅雨前までがバイクに乗っていて一番気持ちのいいシーズンです。最近、ホンダからクロスカブという車種が発売になりました。かっこいいバイクです。その110ccに乗ってみたいと思い、ホンダのサービスルームに問い合わせたところ、人気がありすぎるために生産が追いつかず、今すぐ予約しても早くて秋くらいに納車されると聞かされました。思うよういいかないもんですなぁ。写真:ある日の香川・高松(バイクで行ってみたい)

役に立たないコラム

エロ伝道師・播磨屋のバブ

 

ぼくの育った地元に播磨屋という駄菓子屋さんがありました。

駄菓子屋さんというより、洗剤とか雑貨を売っているお店の軒先に駄菓子も一緒においてあるようなお店でした。

そこにはぼくらの同級生の中でバブと呼ばれていた45歳くらいのおじさんがいました。

なぜバブと呼ばれていたかというと、ゾンビ映画『死霊のえじき』(日本公開:86年)に出ていたバブというキャラクターに似ていたからでした。

 

バブは駄菓子を買うとよくサービスしてくれる気のいいおじさんで、いつの日からか、ぼくらととても仲が良くなりました。

 

ある日、いつものように学校の帰りに播磨屋に行くと

バブが

「お前ら、ええもん見せたるわ」

と言って、ぼくらを自分の車も中につれていきました。

後ろの座席で待っているとバブはダッシュボードから何かを取り出しました。

出て来たのはキラキラしたトランプでした。

 

「ほれ、見てみ」

といって裏をめくってみると

外国の男女がまぐわっている、いわゆるヌードトランプというやつでした。

バブ、まじか!と思いつつ、後ろの席に座っていたぼくらは黙って黙々とトランプを回し見しました。

 

バブはドヤ顔で

「どや、これすごいやろ」

と何度も言ってました。

 

その後ぼくらは、またあのトランプを見たいという一心で今までに増して播磨屋に頻繁に足を運ぶようになりました。今思うと一種の中毒者患者です。

 

駄菓子を買って

「バブ、またアレ見せてよ」

というと

「しょーがないなー」

と言って見せてくれるときもあれば、

「今日はあかん!」

と言って見せてくれないときもありました。

 

バブの気分でトランプが見れたり見られなかったりだったので

播磨屋に行った翌日の学校では、来なかったヤツに前日の結果を報告するのが任務のようになりだした頃、播磨屋からバブがいなくなりました。

 

おばさん(バブの嫁??)に聞くと

町内会みたいな集まりで海外旅行に行ったとのことでした。

 

その後、何日かしてから播磨屋に行くと久々にバブの姿を見かけました。

 

「バブ、ずっとおらんかったね。外国に行っとったん?」

とだれか聞くと、バブはニヤニヤしながら

「すごいの買って来たで。今友達が持ってるけどな」

と自信ありげに言いました。

外国でそっち系のすごい書籍を手にいれたということは、まだ少年だったぼくらにも察しがつきました。

 

ぼくらは鼻息を荒くしてその日は帰り、数日後、期待に胸を膨らませて播磨屋に行き、

「海外のやつ友達から戻って来たやろ?はよ見せてよ」

というとバブは

「今日はあかん!」

といってぼくらを追い払いました。

いつもの気まぐれかと思っていたら、翌日もその翌日も

「あかん!」

の一点ばりです。

 

お預け状態が何日か続いた頃、だれかがしびれを切らして

「見せてくれるって言うてたやんか!!」

というと、バブは小声で

「お前らにトランプを見せてたのが嫁にバレたからもうあかんのや。本も捨てられたんや」

と寂しそうに言いました。

 

ぼくらは「ちぇっ」と舌打ちをして落胆しながらそれぞれ家に帰りました。

 

エロの切れ目が縁の切れ目。

 

その日以来、あれほど通っていた播磨屋にだれも行かなくなりました。

 

しばらくして播磨屋は潰れ、バブも町からいなくなりました。

 

ぼくらが播磨屋に行かなくなったから潰れたんじゃないかと少し心が痛みましたが、だれかが、ぼくら数人が駄菓子を買わなくなったところであんまり売上には関係ない、閉店はなにか別の理由だろうと結構大人な意見を言ったので、前向きなぼくらは開き直っていつしか播磨屋もバブのことも忘れ、深夜の自動販売機にエロ本を買いに行くようになったのでした。

 

おしまい。

インフォメーション

4月27日(金)夜の19時〜20時くらいから都内でミーティングいう名の飲み会を開催しようと思います。特に決め事はないのですがとりえず、ここを見てる人たちと実際に会って飲みながら交流してみようという集まりです。参加費(飲み代)は一人三千円くらいです(これからお店を探します)。

興味がある人は、info@umuyashiki.comまでご連絡ください。

詳細は追ってご連絡します。よろしくお願いします!!

募集

 

ギター、ベース、キーボード、ドラムなどの楽器が弾けて歌える人、ご一報ください。ちょこっとお願いしたことがあります。テクニックは問いませんので、お気軽に!!

問い合わせ先→info@umuyashiki.com

ILLUST

一緒にYOUTUBEの番組やラジオをやっている河口恭吾くんのツアーグッズを作成しました。

河口くんと一緒に作ったために、いつものぼくの作風とは違う感じになりましたが、これはこれで面白かったです。

河口くんがいま回っているカフェツアーの会場等で購入可能です。

 
河口恭吾公式サイト

MUSIC

big the grapeのライブ情報
2018/6/16(土)@新宿NINE SPICE
w/TETLAB,MIYANOUCHI
よろしくお願いします。

 
公式サイト

『あにレコTV』(テレビ東京にて毎週月曜日深夜3:20〜)の音楽を制作しました。4月2日から放送でオープニング等に使われるようです。

 
番組ページ

MOVIE

バックバンドとしてのサポートやグッズデザインで関わっていたリアル3区の『サカバノミニケーション』のMVを制作しました。

4月21日公開のブートチャンネルは河口くんのカフェツアー2018の模様です!

ETC

ポッドキャスト&ラジオ出演情報

 

毎日配信ポッドキャスト

こむぞう

4671回で小宮山雄飛が生きる楽しさの原点や人生観を宗教家のように話してます。

 
公式ブログ
 

毎週土曜日18時〜

ブートチャンネル

憧れの芦沢健(誰?)について大いに語っております。

 
公式ブログ

たまにお仕事を一緒にやらせてもらっている映像ディレクターのカトウカズヤさんの番組『かずんずBAR』に出演しております。全4回の出演です。

 
視聴ページ

そろそろ海老フライのことを考えてみませんか?

以前、飲み屋さんで海老フライを注文したところ、衣にがっつり包まれた小指サイズの海老フライを出されました。その後また別の定食屋さんで海老フライを追加トッピングしたところ、同じように衣だけで海老が見当たらないようなしょーもない海老フライを出されました。

海老フライといえば、大きめの車海老が厳かに揚げられたもののことでしょうが(怒)!!

海老フライと称してこんなものを食べさせられ続けたら、温厚といわれている日本人もいつか怒り出してしまいます。暴動が起きるかもしれません。

これではイカン!ということで世の中が荒れ狂う前に、勝手にいろんなお店の海老フライを紹介していこうというコーナーです。

新宿・はやしや

 

海老はまっすぐでプリプリの歯ごたえ!理想的な海老フライでとても美味しいです。店の前に飾ってあるショーケースのものと寸分の狂いがないものが出て来ます。徹底されている様子に少し狂気を感じます。広くて落ち着いた店内は都会のオアシス感が半端なく、窓ガラスを挟んだ新宿の喧騒とは別世界の空気が流れておりました。ごはんとスープがついて1280円。

 

はやしや
東京都新宿区新宿3-22-12

新宿サンパークビル 5F

10:30~23:00(L.O.22:15)

 
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