星めぐりコラム:番外編 ~冥王星のサイン移動〜
こんにちは、セラスリエです。
こちらの星めぐりコラムでは、恒星占星学の観点から様々な恒星についてお届けしていますが、今回は趣向を変えて、冥王星のみずがめ座入りを取り上げてみたいと思います。
※ こちらのコラムを書いていたのは12月末なのですが、2024年元日から大きな地震、事故などがありました。被害に遭われた皆さんには、心からお見舞い申し上げます。一刻も早く平穏な生活が戻りますように。
コラムでは地震についても少し触れていますが、主に冥王星の齎す皆さん個人への影響について書かせて頂いています。少しのんびりとした表現になっていますがご了承ください。
ご存知の方も多いかと思いますが、2024年1月21日に冥王星のサイン移動が迫っているんですよね。
12月13日~2024年1月2日までは水星逆行、
12月31日には、9月4日から続いていた木星逆行が終了となり、
1月21日に冥王星のサイン移動・・・その前には事前のエネルギー準備の仕上げがあるでしょうし、慌ただしい年末年始となりそうです。
2023年に風の時代が本格化するという話を雑誌などで見かけたりもしていたのですが、きっと冥王星のみずがめ座入り故なのかなと思います。次の節目は2025年になりそうですよ。
今回みずがめ座入りする冥王星の象意は、生と死・光と闇・二極性・カリスマ性・残酷さなど。かなり極端な象意ですが、根本的なテーマは<徹底的な変容>です。一見するとネガティブな印象があるかも知れないのですが、大切なのは目的は破壊ではなくて“変容”だということだと思っています。
太陽系の惑星の一番外側にあり、太陽系外のエネルギーをもたらす天体とも言われている冥王星。このように地球から離れている影響力が大きな惑星は、集合意識に影響が出やすく個人への影響は分かりにくいと言われています。12年ほど星読みをさせて頂いていますが、集合意識への影響はもちろん、地震や天災などとして表面化してくるパターンも多いように感じています。
ですが一方で、私たち1人1人にもかなりの影響が届いているよう。年末にエンジェル・イヤーリーディングのセッションで近況を聞かせて頂く機会があったのですが、冥王星らしき破壊と再生を体験している方も多くいらっしゃるように感じました。その破壊と再生というメカニズムから考えても、皆さんにお話を伺っていても、まずは徹底的な破壊が起こりやすいと思われますが、人としてはやはり心地良くはなく不快ですよね。。不安にもなりやすいと思います。
私自身のことで恐縮ですが、前回の2008年の冥王星サイン移動の際(やぎ座入り)には人生の針路を変更させられるほどの根本的な変容が起こっていました。会社員からヒーラーの道へシフトするきっかけとなった1年でしたが、それまでの目標を達成して「さあ、これから…」という所でのシフトだったのですよね。大切に積み上げてきたモノが一気に崩壊していくようで、かなりショックでしたし、葛藤も大きかったです。
その経験を振り返ってみても、冥王星がもたらす変容はとても顕在意識で本人が望んでいる変化とは言えないけれど・・・。不思議な流れで根本的な変容へ向かわされるとき、と言えるのかも知れません。ソウルやスピリットとしては望んでいるのかも知れないけれど、人としての自分=エゴに都合の良いようには出来ていないのが難しいところですね。
それでも冥王星のシフトのポイントは、新しいステージに向けての<変容>だということ。そう考えると、新しい道に向けて強制的に軌道修正をされているような印象も浮かんできます。それを、あるヒーラーさんは「宇宙のひと蹴り」と表現されていて、まさにピッタリな表現だと思っています。
冥王星がもたらすのは、新しいステージに向けての徹底的な変容だということを理解できるまでは。エゴが苦悩したり抵抗しているうちは苦しいかも知れないけれど。必要な「宇宙のひと蹴り」だと理解出来たら<根本的な変容>のエネルギーが与えてくれた機会を有効に良き方に使えるようになるのでしょう。
コラムを読んで下さっている皆さんにはどんな変容の機会が訪れているのでしょうか。ぜひ破壊ではなく、変容と再生の方に意識とエネルギーを注いでみて下さいね。破壊の後を良き変容の機会に出来るかどうかは、やはり私たちの意識の在り方に寄るのだと思います。
皆さんにとって、気づきと実りの多い1年になりますように。