特に、長男は人1倍…いえ、10倍は手がかかる子だったので、余計に、急に「かあちゃんいなくても、オレ全然大丈夫」的な感じになると、ワタシ、心にポッカリ穴が空きそう(まだまだ衣食住の面倒は見てますが)。
当の長男には、「かあちゃん。オレは今、精神的に自立する大事な時期だから、かあちゃんも頑張って子離れして」と、励まされる(?)始末ですが…(苦笑)
私は、「少々手のかかる子」を、実際に本当に手をかけて、根気よく育て続けることが、どれだけ現実的に大変なことかは、身を以て実感しているつもりなので…。
だからこそ、子育てを頑張ってきた人ほど、この「親離れ」の時期は、急に疲れが出たり、ぼんやりしたりするのかもしれないな、なんて思ったりも。
でも、子育てを「できる範囲で、できることを」がんばってきた分、いいこと(orマシなこと)もあって。
確かに、子ども達は親の言うことなんてちーっとも聞きませんが(特に男子2名!)、今までの積み重ねがあると、話せばある程度は分かってくれるんですね(必ずしも、親の希望通りに動いてはくれませんけど)。
思春期までに、彼らが自分の気持ちを言葉で相手に伝えたり、ある程度妥協できたり、他人の意見に一切聞く耳持たない訳ではなかったり…ができるようになっていたことや、小さな頃からのお手伝いなどを通して、最低限の生活スキルを身につけられたこと、そして私も、親子のコミュニケーション方法に、声かけや工夫など、あの手この手で「怒る」以外の選択肢を見つけられていたこと…。
これがもし、私が何もしてこなかったら、正直うちは、子どもに背丈を抜かれた時点で「詰み」だったかもしれません。
上二人とは意見が衝突することもあるけど、数時間後には何事もなく通常運転に戻れるし、私が体調悪い時には、各自あるもので勝手にごはんを食べててくれます。
何より子ども達が、自分の子育てがかなり大変だったことを自覚しているので、母を少々口うるさく煩わしく感じても、それが自分を心配してのことだと一応分かってくれているようで、トドメまでは刺されません(言葉の、ですよ)。
よそのご家庭の話を聞くにつけ、発達障害のある・なしに関わらず、この時期の親子関係としては、かなりマシなほうかもしれません。言葉での「話し合い」ができるので…。
きっと、子育てを今頑張っている方も、今までずーっと頑張ってきた方も、手探りしながら、寄り道しながら、時々失敗しながらでも、アレコレとやってみたことは、お子さんだけでなく、必ず、あなた自身をも助けてくれるハズです。
私と同世代の方も、これからの方も、お互いに自分で自分を労りつつ、なんとか、このしんどい時期を一緒に休み休み乗り切って、やり過ごしましょうね。
特に、冬場は腰回りを温かくして、できるだけぬくぬくとお過ごし下さい。