Art & Metaphysical 色彩を巡って 〜緑〜
こんにちは
Healing room ALBIREOのYewです。
すっかり日も短く、空気が冬らしくなってきましたが、もうすぐクリスマスですね。
クリスマスの赤と緑の組み合わせは、この時期ならではの特別な組み合わせ。
贈り物にあしらわれたリボンや包装紙を見ると、ドキドキしてしまいますね。
クリスマスの赤は、人々の罪を背負って流したキリストの尊い血を表しているのだそうですが、緑は、常緑樹であるクリスマスツリーのモミの木や、飾りの柊の色。
今回は、後者の「緑」について綴ってみようと思います。
緑は、大自然のカラー、そこからイメージされる意味は、癒しや再生、安心、リラックス、生命力などですね。波長としてもちょうど中間で、暖色でも寒色でもない、バランスと中庸を示す色です。
7つのチャクラではハートチャクラの色ですが、このチャクラは真ん中の位置にあり、上下のチャクラをつなぐ大切なエネルギーセンターなのです。そんな緑に惹かれるときは、やはり心身がお疲れ気味だったり、睡眠不足の時。また、中間色であることから、決断を避けているような時や、方向性の模索中などにも、この色に惹かれることがあります。
また、緑は信頼感を抱かせる色でもありますから、政治や交渉事、コミュニケーションの際に、この効果を積極的に採用する方々もいらっしゃいますね
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緑といえば、フランスの画家、アンリ・ルソーです。
ルソーは、税関の仕事をしながら日曜画家をしていましたが、最初の妻と生まれた子供も早くに亡くなり、再婚した二度目の妻にも先立たれてしまいます。
晩年ピカソに見出され、日曜画家としては異例の活躍をしたルソーですが、当初は理解者も少なく、生活は困窮、さらに詐欺事件に巻き込まれるという不幸な出来事もあり、悲しみの多い生涯だったそうです。
傷ついた心は癒しを求めたのでしょうか、晩年のルソーは、画面が緑色に覆われた作品を多く残しました。パリの植物園で見た異国の植物たちが、彼の心を夢の世界に誘ってくれていたのだそうです。グリーンの波長がルソーの悲しみを癒していたのかと思うと、あの夢の中のような不思議な作品の世界観に、私自身も深く深く癒されてしまうのでした。
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Arganzaワーク群では、アトランティス時代の信仰由来や、遠いアンドロメダ銀河に由来するものの中にもグリーンの光線があります。どの光線も心地よく、魂に刻まれた痛みを癒したり、また不思議な熱さや活性をもたらすものも。
幅広く多彩なグリーンの波長にご興味の方は、ぜひAmariさんや私たちプラティクショナーのセッションを受けてみてくださいね^^
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今年はこれまでにも増して自然災害や気候変動、戦争など、世界の出来事が大きく感じられる一年でした。来年は、少しでも世界の悲しみが癒され、良い年になりますように。
by Yew