「エシカルライフのすゝめ」― ナチュラルクリーニングを始める―
こんにちは。藍です。ライターを目指しながら、普段は会社員をしています。自然派生活、エシカルな生活に興味があり、少しずつ日常に取り入れられるよう勉強中です。
今回はエシカルライフの実践として手軽かつ、効果を実感しやすいと感じている「ナチュラルクリーニング」について。
さて、ナチュラルなお掃除というと、最初はかえって手間や時間がかかる印象もあるかもしれません。はたきや雑巾、ホウキを使ったり、重曹やクエン酸を使うなど、天然の素材をうまく活用して、きちんと空間をきれいにできるようになるには、時間がかかりそうだな…など、エシカルな選択であるとわかっていても、始めるのが難しく感じてしまうかもしれません。私自身も「本当にキレイになるのか」とやや懐疑的でした。。
しかし実際は、ナチュラルクリーニングは人(健康)や環境に優しいだけでなく、
おサイフにも優しく、時間や労力の節約にもなると、個人的には感じています。
ナチュラルクリーニングのテッパンアイテムといえば「重曹」「セスキ」「クエン酸」。これらのアイテムは単体で使ったり、組み合わせて使ったり、加える水の分量を調整することで家中のお掃除に応用できます。つまり「〜用洗剤」を切らさないようにと、アンテナを張る必要もなくなります(笑)
初めにセスキを使って台所周りを掃除してみた時、「セスキと水を何対何で混ぜる」などの知識はなかったものの、コンロやシンクが本当にきれいになる!と驚きました。長時間放置しなくても、水あかや油汚れもするっと落ち、サラサラになったのです…。
洗剤とスポンジでどんなに擦っても落ちなかったマグカップの茶渋も、重曹で落ちたのは魔法のようでした(笑)
ナチュラルクリーニングについて書かれている本などを手に取ってみると、重曹・セスキ・クエン酸の他にも、粉せっけんや過炭酸ナトリウム、酢、塩、炭酸水などなど…汚れの特性や掃除する場所・物の素材に合わせて使い分けられるのが理想だな‥と感じます。個人的には、「セスキ」が始めやすいかと思います。ゆくゆくは、お掃除アイテムを自分で選択できるようになると、環境や人、様々な点でより「優しい」お掃除ができるようになると思います。
ナチュラルクリーニングをさらに一歩進めてみると、お茶の葉(茶がら)や柑橘系の果物の皮、コーヒーかす、新聞やチラシなど生活の中で不用品となる物を活用することもできます。掃除の時に使う道具も、古布を再利用したりホウキやはたきを使うなど、祖父母のもとで教わった掃除の方法・「おばあちゃんの知恵」がナチュラルクリーニングであり、エシカルライフであると気付かされます。
ナチュラルクリーニングと言っても、使うもの、掃除する場所、初め方は様々…。
最近では、自然派お掃除の情報もたくさん見つかるので、ネットや本で調べたり、できそうなことから初めてみたり、お掃除も自分の生活スタイルに合っているものを探していきたいと私自身、感じています。
参考図書:「自然派おそうじの基本と習慣」文化出版局
監修 石鹸百科「すごい!セスキ掃除 これ1本で家中ピカピカ!」