上の写真は、白い粉で遊んでいる男の子たちです。
おしろい花の実を石ですりつぶして、粉を集めています。
白い粉、なんだか怪しげな響きです。
ちょっとワルな感じがしますw。
彼らは、そんな言葉をいいあってるだけでも楽しそうでした(笑)
この原っぱは、遊具もなにもないのですが、ちょこっとキッカケがあることで、子どもたちは、勝手に遊びを膨らませていました。
・楽しい!をみんなと広げるのが上手な子
・友達と心地よく過ごすことを大事にする子
・自分の面白い!を深めるのが上手な子
遊びを観察していると、子どもたちのいろんな様子が見て取れます。
体験期間のうちはスタッフにべったりしていた子たちも、それぞれのペースとやり方で、どの子も他の子どもたちとの関わりをもとめていきます。
人と人との関わりなので、ぶつかり合いがあったり、時に傷ついたり、我慢をする場面もあります。異年齢の子どもたちの集いなので、年齢の大きい子達の我慢やモヤモヤを感じることもあります。
こうしたモヤモヤは、誰にとっても心地よいものではありません。
「ここはこうしたらいいよ」
大人が適切な行為を教えて、場を納めることもできると思います。
しかし、フリープラン学習での遊びは「臨機応援に子ども同士が関わること」の学びを意図しています。
この学び場では、こうしたモヤモヤを通じで、子ども自身が付き合い方を試行錯誤してけることから、子どもは自らの能力にあったコミュニケーション能力を育んでいきます。
たまに不穏な空気も流れますが、
気付くと「みんな一緒」に遊んでいます。
いろんな個性がごちゃまぜの中で、みんなそれぞれに楽しそうです。
「ここの子ちは、不登校だとは思えない。みんなすごく楽しそう」
毎月きてもらっている心理士さんのから、アセスメントのときにもらった言葉です。
ほんとに、ここに来てくれる子たちは、ここでの活動や小集団の交流を通じて、元気になっていかれます。
遊ばせるだけいいの?
勉強は?
そんなご意見もいただきます。
ごもっともです。
でもね、でもね…なのです。
「不登校」という選択をしている子どもたちには、まずは自分が自分らしく振舞える場で、自分も仲間の一員だと思える感覚を味わうことが、先に必要なのです。
それに、こうした遊びでの交流、遊びを通じた人との関わりが、社会にでていくときに必要な力の土台になっていきますから。
みなさんは、どのようなお考えをお持ちですか?
マナビダネでの活動に興味のある方は、ぜひ一度、遊びにきてください。
代表 土橋