「エシカルライフのすゝめ」― エシカルな贈りもの―
こんにちは、藍です。
ライターを目指しながら、普段は会社員をしています。自然派生活、エシカルな生活に興味があり、少しずつ日常に取り入れられるよう勉強中です。
さて、近年「エシカル」をコンセプトに据えた製品やセレクトショップが増え、
より身近な場所でエシカルライフに取り入れたいアイテムが入手できるようになってきています。自身が普段買い物しているオンラインの通販や店舗にエシカルアイテムが陳列されるようになるという場合もあると思います。
今回注目していきたいのは、エシカルなギフト。
エシカルなギフトは贈り手と受け取り手の双方に「エシカル」が生まれることが最大の特徴であり、魅力ではないでしょうか。
私自身も以前、日頃お世話になっている人の誕生日に、感謝の気持を込めてエシカルギフトを選んだことがあります。相手の方がエシカルに興味を持っている、エシカルライフを実践しているという場合に限らず、また、「商品のストーリーや背景が気に入った」「見た目が素敵だった」などエシカルだから選ぶ、以外の選択理由もあることでしょう。
個人的には、エシカルなアイテムはフェアトレードの観点などから、生産工程がきちんと明記されていたり、コンセプトや背景にあるストーリーが環境保護、動物保護、人権など社会問題から地続きであることも多いように思います。だからこそ、末吉里花さんも『はじめてのエシカル』で仰っているように、贈り物に会話の種があり、話が広がるという魅力もあります。
エシカルギフト専門のセレクトショップから選んだり、相手の「気になってはいるけどなかなか買うのを踏みとどまってしまうもの」(コスパの問題、消費サイクルが早いものなどでしょうか)を選んでみる。あるいはお洋服、食べ物、お花など生産・消費の課程で廃棄が多く出てしまうものを選び、「エシカル」という考え方を知る・エシカルライフを始めるきっかけ作りになるなど、「誰に」「何を」「どこで」「どのように」「なぜ」(「いつ」)選ぶか、がエシカルな贈り物を選ぶ際のヒントになるかもしれません。
お誕生日やクリスマス、結婚祝い、出産祝い、退職祝いなどのお祝いごとの日のものをあえて、シーンを選ばないアイテムを選んでみることも、エシカル消費になります。エシカルギフトのラッピングをお店に頼むと、プラスチックフリーな包装、過剰梱包せずに包んでいただけるのも魅力的ですネ。
このように、エシカルな贈り物をきっかに贈り手がエシカルライフを取り入れてみるのも良いですし、受け取り手にエシカルライフの輪を広げるられるのも贈り物の醍醐味です。
参考図書
* 末吉里花「はじめてのエシカル ―人、自然、未来にやさしい暮らしかた―」山川出版社