たびたびの首相退陣、

そして4年ぶりの総選挙。

今こそシスターフッドの力を

結集しましょう

 

10月のメールマガジン

We believe in SISTERHOOD

                                                                                     2021/10/22  vol.4

 アジュマブックス・メールマガジンをご購読いただきありがとうございます。

 

 10月31日は衆議院議員総選挙日です。

 

 長く続くコロナ失策のために、非正規雇用の割合が高い女性たちの生活苦はもはや限界です。家父長制と非科学的な権力者が教育を歪め、予算を盾に学会を牛耳り、法制度と医療制度を頑なに変えようとしない日本。女性だけでも投票率を上げましょう(2014年は51.72%、2009年は69.12%、1980年は75.36%でした)! 政治で一刻も早く解決すべき課題が山積みです。

 

 少しずつですが、シスターフッドは今、力を増してきています。

 

 9月17日、女子が不利になった順天堂大医学部入試で受験料返金義務を認める東京地裁判決が出ました。9月24日には、全日制の都立高が設けている男女別定員制について段階的に廃止する方針も決まりました。

 

 また、9月28日の国際セーフ・アボーション・デーでは記念トーク「中絶について話そう」が行われ、直後の10月4日に開催された厚生労働省の「緊急避妊薬」の市販薬化検討会で提出された、歪曲された日本産婦人科医会のアンケート結果(対意見が実際より多く見えるようされていた)に対して、抗議が殺到し、謝罪と訂正が行われました。

 

 性的同意年齢が13歳のままである日本ですが、10月11日の国際ガールズデーには、女性たちが安心してオンラインで声を上げられる社会に変えていこうという団体「オンライン・セーフティー・フォー・シスターズ」の発足が発表され、SNSやニュースサイト、ショッピングサイトなどの事業者に差別解消を義務づける法整備などを訴えました。

 

 3%の女性が変われば世の中は変わります。

 

 自分の怒りを信頼し、生き抜いて、勝ちましょう! 

 

お知らせ
 

<『中絶がわかる本 

MY BODY MY CHOICE』が

いよいよ11月上旬に

発売されます!>

 

 私のからだは私が決める! 

 

 世界中で毎年、何万人もの女性たちが危険な中絶のために命を落としています。世界のフェミニストたちが戦ってきた歴史を通じて、豊富な資料と共に中絶について学ぶ、新しいビジュアルブックを発売します。生殖に関する「健康」と「権利」は、WHOをはじめとする国連や国際機関も提唱していますが、日本では教育、法律、医療など、様々な壁に阻まれ、実現していません。

 

 実現のためには何よりも「知る」ことが重要です。本書を読むことによって、正しい知識だけでなく、女性たちが戦ってきた歴史に励まされる連帯感と心理的罪悪感からの開放感を得られるでしょう。日本の現状もあらたに加筆してお届けします。

 

「中絶前、中絶中、中絶後の10代の頃にほしかった本です。本書を手にしていれば、私は孤独を感じず、力を与えられたと思います」(「私たちは証言する」の創設者、レニー・ブレイシー・シャーマン)

 

受賞多数!

2020年シーラ・A・エゴフ児童文学賞

2019年カーカス・レビュー ベストブックス

2019年米国の学校図書館向け雑誌SLJ(School Library Journal) ベストブックス

2019年カナダ児童書センター『子供とティーン向けのベストブック』 星付き選書

2019年国際推薦児童図書目録『ホワイト・レイブンズ』選書

 

*現在、アマゾン側のシステム不具合により本書が表示されません(アマゾンに早期解決をご要望ください!)。楽天ブックス、hontoなどのネット書店またはリアル書店にて、ご予約ください。

 

 ロビン・スティーブンソン著 

塚原 久美 訳 福田 和子 解説

↓

https://www.ajuma-books.com/中絶がわかる本

<10月17日のYahoo!ニュースで

『ハヨンガ』と

『フェミニストステーション』が

紹介されました!>

 

 イギリス在住のフェミニズムライターのRuru Rurikoさんが、朝日新聞社のWebサイト「telling,」で、『ハヨンガ』と『フェミニストステーション』をオススメいただきました。そのコラムがYahoo!ニュースに取り上げられ、さらに注目が。

 

 海の向こうのリスナーにも刺さる面白さなのですよ!!

↓

「勇気をくれるフェミニズム関連の本とポッドキャスト。巨大アダルトサイトを閉鎖させた実話も」

アジュマブックス

関連イベント

 

●9月28日 

国際セーフ・アボーション・デー 

記念トーク「中絶について話そう」

 

 安全な中絶を選ぶ権利が保障されることを求め、世界中の女性たちが統一行動を起こす「国際セーフ・アボーション・デー」。2019年から日本でもこの日を記念した行動が開始されました。

 

 2021年の記念トークイベントの第2部「リプロをめぐって今起きていること」では、RHRリテラシー研究所代表の塚原久美さんが「21世紀のリプロダクティブ・ヘルス&ライツ-中絶薬をめぐって」について語られ、来月アジュマブックスから翻訳出版される「中絶がわかる本 MY BODY MY CHOICE」を紹介しました。

↓

https://youtu.be/Mn5kHOmg1T8

 

 

●10月1日 

アジュマブックス ブックトーク
「根のないフェミニズム」

 

 15年間続いたポルノサイト「ソラネット」を閉鎖させたオンラインの匿名フェミニスト集団「メガリア」。韓国フェミニズムを牽引した、その貴重な戦いの証言集の出版を唯一引き受けた出版社if booksの編集長チョパク・ソニョンさんと、メガリアで活動し、今はハーバード大学で研究活動を続けているイ・ウォニュンさんにお話を伺いました。

 

 今もネットストーキングやヘイトが横行す日本。ミソジニー社会を共に乗りこえていくためのお話しがギッシリ詰まったブックトークとなりました。

↓

https://www.ajuma-books.com/post/ブックトーク「根のないフェミニズム」

 

 

アジュマブックス関連番組

 

●9月25日 

「今夜もフェミテレビ」 14th

 

 フェミニストの女性6名、福島みずほさん、グラビア女優#KuToo発起人の石川優実さん(今回はお休みです)、社民党全国連合労働・女性問題・多様性政策委員長の大椿裕子さん、市民運動家の菱山南帆子さん、 会社員・フェミニスト#検察庁法改正案に抗議します発信者の笛美さんと北原みのりが、毎月最終日曜日の夜に、ジェンダー平等について語り合うインターネット番組。14thは各メンバーの今月のフェミニュースと、リスナーから寄せられたフェミ的人生相談。『根のないフェミニズム フェミサイドに立ち向かったメガリアたち』についても紹介しています。

https://www.youtube.com/watch?v=OdlGZnMQ6k4

 

●10月8日

「ラブピースクラブの生理トーク Vol.1 台湾の女性と話そう」

 

 生理トークで国際交流という企画がスタートしました。第一回は台湾で生理用品革命をおこし、台湾の「生理の母」と呼ばれているバネッサさんと美容ライターの長田杏奈さんを招いて、日本と台湾の生理文化の違いや、生理教育のこと、生理用品のことなどを伺いました。

https://www.youtube.com/watch?v=x8u0kQQz4Cc

 

●10月11日

「FLOWER DEMO 2021.10.11」

 

 性暴力のない社会を求めるフラワーデモ。東京はオンラインで開催し、大橋由香子さん、福田和子さんが、性と生殖の権利に関するお話を、石川優実さん、菱山南帆子さんがオンラインフェミサイドのお話をされました。4年ぶりに厚生労働省で始まった緊急避妊薬の薬局販売をめぐる検討会について語った「#なんでないのプロジェクト」代表の福田和子さんはアジュマブックスから発売予定の「中絶がわかる本」の解説者でもあります。

https://www.youtube.com/watch?v=rM8Pmc7mwzM

 

 

●10月12日

「ブックトーク『百合子とたか子 女性政治リーダーの運命』」(共催:岩波書店)

 

 今夏、話題となった「百合子とたか子 女性政治リーダーの運命」(岩波書店刊)の著者であり、去年ラブピースクラブの政治塾の講師を務めてくださった岩本美砂子先生と、元衆議院議員であり、フラワーデモや東京医大問題で共に声をあげつづけている井戸まさえさんと共に、「女性リーダーのあり方、その運命、私たちが求める女性リーダー像」について語り尽くします。

近日公開予定

 

 

書評紹介

 

 『ハヨンガ』の書評が

『東洋経済日報』に掲載されました

 

 2021年10月8日付『東洋経済日報』に、韓国語講師で文筆家の金珉廷さんによる書評が掲載されました。

 

「清くも正しくも美しくもない傍観者たちへ」

 

…この秋からは青少年が対象の性犯罪現場でのおとり捜査も可能になった。すべて女性たちの闘いのおかげだ。
 ただただ読んでほしい一冊だ。男の、社会の、権力の姿をしっかり見届けてほしい。これは小説ではない。現実だ…

 

http://www.toyo-keizai.co.jp/news/essay/2021/post_8664.php

 

*韓国の状況を交えた、力をいただける書評です。機会がありましたら、是非、ご一読ください。

 

 『ハヨンガ』の書評が

『図書新聞』に掲載されました

 

 『図書新聞』第3515号/2021年10月16日号に、作家の倉数茂さんによる書評が掲載されました。

 

「海の向こうの女たちの戦いぶり 

韓国フェミニズムは社会風潮に対して

敢然と声をあげつづけている」

 

……アメリカでもインセルによる無差別な殺人事件が繰り返されている。女性の社会進出に伴うバックラッシュはもはや世界的な課題なのかもしれない……

 

http://www.toshoshimbun.com/books_newspaper/shinbun_list.php?shinbunno=3515

 

*世界で起こっているフェミニズム運動とバックラッシュを分析された鋭い書評です。機会がありましたら、是非、ご一読ください。

 

*メルマガ読者の皆様も是非、ブログ、SNS、アマゾンレビューなどで感想をお聞かせください。短いコメントでも結構です。よろしくお願いいたします。

 

メディア掲載

 

『母の友』(福音館書店)2021年10月号(特集「大切なことの残し方」)

 

 ライターの 小川たまかさんが、連載コラム「自由の方へ行くために」の中で「ハヨンガ」 を取り上げてくれました。

 

「ハヨンガネイルマニキュア」 
https://www.fukuinkan.co.jp/book/?id=6936

 

 

10月発売の隔月刊誌『k-peace』第28号(特集「生きるための性教育 ~“後進国”日本のこれから~」)

 

 本紹介ページにて『ハヨンガ』を取り上げていただきました!

https://kyofukai.jp/archives/wpic/k-peace-no-28

 

 

NHK WEBNEWSの特集「“戦後まもなくから変わらない”日本の中絶」

 

 塚原久美さんが協力したWEB特集。日本では制度や技術が戦後まもない時代から大きく変わらず、やむなく中絶を選択した女性たちに大きな負担を強いています。望まない妊娠をした女性たちは、その苦しみに目を向けてほしいと訴えています。

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20211014/k10013302711000.html

 

 

今後のイベント予定

 

●10月24日

「今夜もフェミテレビ」20時〜YouTube配信

 

新刊予定

 『大韓民国フェミニストの告白(仮)』

 

 20代から60代までのフェミニストによる珠玉のエッセー集! 江南駅殺人事件をきっかけにあちこちで「フェミニズム」と「フェミニスト」に出会えるようになった韓国。しかし女性の日常は具体的にどれだけ本当に変わったのか? フェミニスト宣言したばかりの者たちは往年のお姉さんたちが今どうしているのか知りたいと言い、一方お姉さんたちは若い世代がどんな過程を経てそんなにも勇敢に激烈に最後までくじけずにフェミニズムを叫び続けているのかを知りたがっていた。『ハヨンガ』著者チョン・ミギョン、『82年生まれ、キム・ジヨン』キム・ナムジュなど26人が寄稿する得がたい一冊! 11月下旬発売予定。

 

アジュマブックスメールマガジン

第4号、いかがだったでしょうか?

 

 この秋は皇族女性の結婚について、批判的報道が目に余りました。女性の味方であるべき女性週刊誌も、売れるからとその流れに加担しています。

 

 その昔「最果てのラーメン屋の女店員でも分かるような記事を書け」と語る男性編集長がいましたが、女性読者はその程度、と今もなお、見くびられ続けているのかもしれません。

 

アジュマブックスは女性のために、これからも声を上げ続けていきます。

 

 

 皆様からのコメント、ご要望、ご質問、お悩み、何でも結構です。お待ちしております。

 

 

シスターフッドの出版社

アジュマブックス

 

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https://www.ajuma-books.com/contact

 

 

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