ポスト・コロナ
緊急事態宣言の解除により、徐々のに社会活動が再開されてきていますが、コロナウィルスがいなくなった訳でも、ワクチンができた訳でも、薬ができた訳でもないのですから、細心の注意を払いつつ生活することが求められます。
今までの数か月の間、コロナウィルス蔓延防止のために行われた外出自粛。海外では都市のロックダウンまで行われました。完全にコロナウィルスが終息するまで、大なり小なり「新たなライフスタイル」に慣れていくことが求められると言われています。
さて、どんな社会になっていくのでしょう?皆さんも想像力を働かせて、どんな社会になっていくのか、お茶を飲みながら、ペンを片手に考えてみることをお勧めします。
ただその際に、悲観的にはならないことが重要です。三谷幸喜さんが映画や演劇を作る際にやっていることは、必ず「制限事項」を決めること。たとえば、すべて密室の中でストーリーが完結する...的な、シビアな条件です。その方が想像力が湧いて面白いストーリー展開が生まれるといいます。
これからかなり長い間、三密を回避することが求められます。つまり、密閉・密集・密接を避けることになりますが、これもなかなか面白い「制限事項」です。だって、人ごみの中で生活をしているような都会では至難の業だからです。
Zoom会議や、Zoom飲み会、Zoom教育、等々リモートでコミュニケーションを取ったり、双方向通信で学んだり、結構皆さん自粛の中でも楽しんで頑張っていました。皆さん「やってみると意外にできるじゃないか?!」と驚きがあったようです。ICTの活用をもっと深堀してイメージすると面白いでしょう。
かなり昔ですが、ラジオ放送の通信販売で「宝石」が飛ぶように売れたそうです。宝石なんて、実際に見てみないとわからないような品物でも、やり方によっては売れる商材になる。また、既に私たちはメルカリで全く知らない人から普通に「人の使った中古品」を購入したりしていますが、こんなことは10年前には想像も付かなかったわけです。
もっと自由に想像力を働かせて良いのです。「宝石を見せずに売れるわけないだろう!」という考えが普通過ぎるのです。
そう考えると、会えないではなく、人と会わなくてもお客様を満足させ喜ばせるサービスや、売り方を根本的に考え直すと面白い。
さらに、働くとは何かを考え直す。リモートワークで仕事ができるのなら、なんで会社の近くに住む必要があるのでしょう?もっと言うと日本に住む必要さえありません。
仕事のさせ方、評価の仕方を明確にすることさえできれば、「日本人」でも「外国人」でも関係がありません。
目を開けば、世界中には優秀な人財がたくさんいるのです。私たちは、神がくれたこの試練を乗り越えるときに、新しい文化の世界で生きているのです。