「エシカルライフのすゝめ」― ファッションについて考える―
こんにちは。藍です。ライターを目指しながら、普段は会社員をしています。自然派生活、エシカルな生活に興味があり、少しずつ日常に取り入れられるよう勉強中です。
今回はファッション、服に関するエシカル消費について。
流行を追うファッション業界、「コスパ(コストパフォーマンス)」の良い服、大量生産・大量消費、綿栽培における環境破壊や綿栽培者の健康被害などなど。。。ファッションに関する問題が世間的に周知されるきっかけとなったのは、2015年に公開されたドキュメンタリー映画「The True Cost(ザ・トゥルー・コスト〜ファストファッション 真の代償〜」です。
この映画の製作背景には、2013年にバングラデシュで起こった縫製工場「ラナ・プラザ」の倒壊事故があります。ファストファッションの裏側の醜悪な労働環境が明るみに出た事故です。「安さ」には必ず理由がある。「真の代償」とは一体何か?について考えさせられるドキュメンタリーです。エシカル消費を実践する上で、「物を購入する(=消費する)際、その物の背景について考える」ことの大切さを改めて実感します。。。
近年は若い世代を中心に「古着」文化が流行していますネ。物を大切に、長く使い続ける心から古着を選ぶ、一昔前の流行が再び魅力的に感じて古着を選ぶ、など古着を選ぶ理由は「エシカル」な観点からとは限りませんが、自然な流れでエシカルに繋がる消費が生まれていることが、素敵だなと個人的には感じております。。。
祖母は裁縫が得意で、私が小さい頃に来ていた服が気付くとカバンに変わっていたり、よく遊んでいた人形の洋服に変身したり、ティッシュケースとなって現れたり(笑)親戚からはお下がりの服が箱に詰められて送られてきたりもしていました。ごく自然に、誰かが使っていた物が再び、それを必要としている誰かの手に渡る。当たり前のように繰り広げられていた光景ですが、生活に根ざしたエシカルだなあとふと思い出していました。
新たな服を買う時に一度、商品の背景を考えてみることだけでなく、自分の周りで形や目的、使う人を変えて「循環」させてみたり、一昔前、誰かが大切に来ていた古着の魅力を感じたら、手に取ってみたり。衣食住の「衣」である服、ファッションについても自分なりのエシカル消費を見つけて、実践していきたいですね。
参考:ユナイテッドピープル The True Cost <https://unitedpeople.jp/truecost/>