👉ポルトガル語 ワンポイントレッスン👈
今回は、ビデオに出てきた「ver動詞(「見る」という意味の動詞)」の解説です。
ルラ元大統領は、「Oi gente: やあみんな」と挨拶した後で、以下の表現からスピーチを始めてます。(Oi genteについては、2022年5/21にアップするブログで解説します)
「Vocês não viram eu falar de igualdade」
単語ごと意味を並べると「あたな達(Vocês)、否定(não)、見た(viram)、僕(eu)、話す(falar)、平等(igualdade)、のこと(de)」
🤔🤔🤔うーん?
「viram」は「ver動詞の2人称複数形+完全過去形」で「見た」という意味ですが、この文章では、「聞いた」という意味がしっくりきますね。なので、
「僕が平等に関して話をしたことを、あなた達は聞いていないよね」
という意味になります。ルラ元大統領は、ここからロシアもウクライナも平等に見ていかなければならない・・・・という流れで話を進めています。どちらにも言い分があるのだから、第三者である我々は、彼らを平等にみてやる必要があるという認識を背景にしているのでしょう。
さて、この「ver」動詞は、「見た、聞いた」という意味以外でも頻繁に使われるんですよ。
例えば、お店で注文するとき👇
一般的に習うのは「 Por favor, eu quero um café com um pão de queijo」
(チーズパンとコーヒーをください)
でも、リアルなポルトガル語(リアぽ)では
「Mê vê um café e um pão de queijo」
この文章では、vêが「ver」の活用になりますが、ここでの「ver」は「ちょうだい」という意味で使われているのです。
「ver」動詞は、さまざまな場面で使われます。本日紹介した使い方意外にも、たくさん「ver」動詞の使い方があるんですよ。