HAYAMA SALON MAGAZINE

『HAYAMA SALON MAGAZINE』は、「未来の自分が喜ぶ選択を」をコンセプトに、健康に関する記事やトピックを中心に、さまざまな情報を紹介するメールマガジンです。

# TOPICS

 

・Recently - 近況

・Wellness News - 健康情報

・Diary - 健康ダイアリー by Rie Hayashi

・Contents - 気になったモノやトピック

・Information - お知らせ

 

                     Directed by Tatsuya Sakamoto

- Recently -

- 近況 -

先日、かねてより行く機会をうかがっていた小田原の先の真鶴にほど近い場所にある「江之浦測候所」に行ってきました。ここは、現代美術作家、杉本博司氏によって設計された場所で、元々は蜜柑畑だった広大な敷地を開拓し、さまざまな時代の歴史的建造物や骨董品がいたるところに展示されています。

日本文化が凝縮されたような空間となっており、国内はもとより海外から訪れている方がとても多かったです。

「測候所」と名付けられている所以を杉本氏はこう語っています。

 

「悠久の昔、古代人が意識を持ってまずした事は、天空のうちにある自身の場を確認する作業であった。そしてそれがアートの起源でもあった。新たな命が再生される冬至、重要な折り返し点の夏至、通過点である春分と秋分。天空を測候する事にもう一度立ち戻ってみる、そこにこそかすかな未来へと通ずる糸口が開いているように私は思う。」

 

冬至や夏至、春分や秋分の日の陽の光が一直線に差し込むように設計された建物群はとにかく圧巻でして、行った当日は秋分の日ではなく一直線の光は見られませんでしたが、幸い天候に恵まれたこともあり、自然光の心地よさを身体の全てで存分に味わうことができました。

見どころはたくさんあるので、半日かけてゆっくりと施設内を回るのが良いかと思いますが、中でも個人的に文字通り目を奪われたのは、豊臣秀吉の命で千利休が完成させたと言われる2畳室床の国宝「待庵」を一分の違いもなく再現した茶室。 

 

広さを4畳でもなく2畳にまで削ぎ落としたその空間は、お茶を楽しむということが目的だったとはいえ、 物理的に持ち込んで入ることの出来ない武器や装飾品を外し、己の身を一つにして互いが向き合い茶を通して対話する。

きっと、この空間から立ち現れてくるクリエイティビティがあったに違いありません。

 

僕自身、「対話する」という事を日常の中においてわりと重きを置いて生活をしていて、対話の「場の空間」の原型は「茶室」に通じるものがあるため、今回その「究極の完成形」をみて、「場の空間」と「人のエネルギー」が交わった時に立ち現れる、目には見えないけれど確実に内面の何かを変容させる力、創造の源泉のようなものを感じることができました。

施設内を歩いていると、こういう歴史の流れを感じる建造物や骨董品がいくつもあり、その都度その時代に入り込んだ気持ちになってきます。

杉本氏曰く、ここは5000年後に遺跡として発見された時の美しさを想定して

作っていると語っており、人類の歩んだ歴史とこれから先の未来をダイナミックに繋げているというのはもはや、時間の流れそのものがアートなのかもしれません。

 

自然にはリズムがあり、そのリズムを人類は生きる日常の基準として生活を育んでいたという当たり前の事を改めて感じ、

自分自身が自然のリズムとずれてしまっているなと感じた時に、この場所は

そのリズムを一旦リセットをしてくれるような、またはそのリズムに気づかせてくれるような場として作用しているとも感じました。

 

葉山サロンもそういう意味では同じように、本来持っているリズムからずれてしまっているときの不調のサインを施術を通して調える、心身の内側からエネルギーが適切に活性化してくるような、そういう場としてのサロンでありたいな、と

全くもってこの施設と比べることはおこがましいのですがそのように感じた次第です。

 

また違う季節に再訪したいと思います。

 

- Wellness News -

ここでは、栄養に関する情報や健康ニュースをお届けします。

#EAT(Bスポット療法)

1回数百円で受けられる保険適用の「EAT」またの名を「Bスポット療法」をご存じでしょうか。

 

これは、鼻と喉の奥にある上咽頭が慢性的に炎症している症状に対し、クロールチンク(塩化亜鉛)などの消炎剤を直接塗布・擦過する治療法です。

 

上咽頭は鼻から吸い込んだ空気が最初に通る部分で、この場所にはウイルスや細菌、花粉が付着しやすく、外部侵入したそれらに加え、口呼吸や体の冷え、ストレスや疲労などの影響で、上咽頭炎が起こると言われています。

 

この上咽頭という場所は、実はかなり人体において多大な影響を及ぼす場所であると言われており、神経系とも密接に関係している場所でして、ここの炎症により自律神経の乱れ(交感神経過緊張状態)が起きやすく、めまい、睡眠障害、偏頭痛、全身倦怠感などが起きるとも言われています。

 

さらに上咽頭で慢性的な炎症が起きると、免疫システムにも狂いが生じて、自己免疫疾患となって炎症物質(サイトカイン)が血流に乗って全身を駆け巡り、遠くはなれた腎臓、関節、皮膚などにも炎症を引き起こすと言われています。

 

このように慢性的な「慢性上咽頭炎」はかなり多くの問題を引き起こす原因となるのですが、一般的にはまだまだ知られておりません。

この治療を行っている耳鼻咽喉科も限られているのが現状で、医者になるための医学部で習う事が無いことや、技術を要する治療にも関わらず診療報酬の点数が低いことも耳鼻科医の間で浸透しない、取り扱わない背景としてもしかしたらあるのかもしれません。

 

というのも実際に、当サロンのお客様からお聞きした話ですが、

ある耳鼻科では、カメラで確認したところ腫れていないという理由で、治療しないで終わってしまったケースがあったようです。それでもご本人は「慢性上咽頭炎」の自覚症状を感じていたため、他のクリニックで改めて受診し、上咽頭を擦って確認してもらいたい旨を伝えて擦ってもらったところ、出血があったために「炎症が発覚した」という事があったようです。

一定の技術と経験がないと医師でも見落としてしまうケースがあるようでして、

実際「日本病巣疾患研究会」という「慢性上咽頭炎」の治療を推奨する研究会でも、医師の技術力と認識の向上が課題であると言っています。 

 

ちなみに、そのお客様は横須賀の池田町クリニックで10回ほど治療を行い、炎症が無事なくなり不調の改善を身体で実感したと仰っていました。

 僕も以前、別の耳鼻科にて数回受けたことがありまして、なかなかの体験でした(ちょっと痛いのです...)。しかし受けた後、頭がなんだかクリアになった感覚がありました。ポイントは信頼できる医師の元、諦めずに(←ここ大事です)炎症がなくなるまで通う事、です。

 

下記に挙げる症状を慢性的に感じている方は、一度炎症を疑って耳鼻咽喉科にて診療してもらうのが良いかと思います。その際、見た目で腫れていないようだとしても、勇気を持って一度しっかりと擦ってもらう事をお勧めいたします。

 

<慢性上咽頭炎が関連する症状>

めまい、偏頭痛、睡眠障害、起立性調節障害、過敏性腸症候群、胃の不調、全身倦怠感、咽頭違和感、後鼻漏、咳喘息、痰、首こり、肩こり、耳鳴り、舌痛、歯の知覚過敏、多歯痛、顎関節痛、IgA腎症、ネフローゼ症候群、関節炎、胸肋鎖骨過形成症、掌蹠嚢疱症、乾癬、慢性湿疹、アトピー性皮膚炎、コロナ後遺症など。

 

 ちなみに、当サロンでも「鼻うがい」をよく推奨させていただいておりまして、

それは上咽頭に付着したウィルスや細菌、花粉を洗い流してくれるのに効果的なので、風邪やコロナ感染、花粉症を防ぎやすくなるからなのですが、これはあくまで生理食塩水で「洗い流す」行為ですので、塩化亜鉛の「炎症をなくす」治療とは若干目的が違いますのでご注意くださいませ。

 

- Diary -

健康ダイアリー by Rie Hayashi

 

こんにちは!葉山サロンの林です。

今回は、前回までと少しだけ角度を変えて、「身体という器」について書いてみたいと思います。

 

前回のテーマは「デトックス」。

引き続き、身体に溜まった不要物を放出することにフォーカスしているのですが、どうしても身体の末端である両手両指に抜けきれない感じがあって、アトピーの炎症が出てしまうのです。

 

どうしたものかと悩んでいたところ、先日、サロンのお客様からのご紹介で、『クラニオセイクラル・バイオダイナミクス』の施術を受けてきました。(CS60以外の施術を受けるのは、とっても久しぶりでワクワク!)

 

私の「調律」ともシンパシーを感じるような、じっと手のひらで触れてエネルギーの流れを観察していく施術なのですが、その施術を受けたことで、「身体という器」についての感覚が、拡張したのです。

私たちは普段、身体ベースでいうと、「皮膚(肌)」という“境界線”で、“私“と“それ以外“を区別していますよね。

でも、意識(エネルギー)のフィールドは、私たちの皮膚境界よりも広く、皮膚の外側にまで広がっています。つまり、「身体という器」は、本当は実際の身体よりも広いのです。

 

私自身、「調律」の施術をしているときは、そのフィールドの感覚を使っていることを自覚しているのですが、普段はというと、皮膚境界の内側や表面だけでなんとかしようとしていることがほとんど。

ここからは実験段階なのでなんとも言えませんが(しかも文章で伝えるの、とっても難しいですね!)、日々の暮らしのなかでの呼吸も身体感覚も、その意識(エネルギー)フィールドまで拡大して使ってみると良い気がするのです。

 

そうすると、そもそも両手が末端ではなくなるので、溜まっているものも、もっと先まで抜けていく…はず。なんとなく伝わりますか?

…と、ここまで書いてみたのは良いものの、それってどうやるんだろう…。

うーん。感覚に落とし込むの、難しいですねぇ。

でも、私に限らず、きっと人間は本来、その意識(エネルギー)フィールドまで普通に使えるようになっているはず。今まで使っていなかっただけ!

 

身体って、本当に奥深い。CS60もその意識で使っていくと、また新たに発見がありそうな気がしています。

夜が長くなって、どんどん秋めいてきましたね。

今回もありがとうございました。

まだお会いしたことのない方も、ぜひサロンでお会いしましょう^^

 

Rie

林 理永 |note

神奈川・葉山にて、「調律」という名前で施術をしています。

- Contents -

ここでは個人的に気になる情報やトピックをお届けします。

#1. 屋久島発 ローカルメディア「サウンターマガジン Vol.7」が発売

アーキペラゴ(archipelago)=群島やその周辺を取り囲む海洋地域を指す言葉であり、その文化や経済、歴史を有機的に包括するつながり。

この言葉を知ったのは「サウンターマガジン」がきっかけでしたが、今ではその概念の持つ魅力と可能性を日々実感しています。

経済合理性を突き詰めると、島も人も個性が失われていくのが世の常ですので、

個人的にはこういう雑誌の共感者でありたいな、と思っています。

 

#2.ケンミン食品の「グルテンフリーラーメン」が発売

少し前の話ですが、今年の5月に開催された「乾麺グランプリ2024」にて

中華麺部門賞を受賞したケンミン食品の「グルテンフリーラーメン」が発売されました。普段グルテンフリーを行っている僕としては、時々食べたくなるラーメンを自宅で食べる際は、小林生麺の「グルテンフリーラーメン」を好んで食べていましたが、麺の内容量が75gと若干物足りなさを感じていまして、ケンミン食品のラーメンは麺の内容量が100gで、値段もそう変わらないので試してみようと思っています。

また、パスタを食べる際はZEMBヌードルの黄えんどう豆パスタを使用しています。ZEMBヌードルからも「グルテンフリーラーメン」が出ていますが、こちらは80g。細かい数字を気にしてしまう性分なんです、はい。

 

#3.映画『ジョーカー:フォリ・ア・ドゥ』 2024年10月11日(金)公開

ホアキン・フェニックスの熱演が光る「ジョーカー」の第2弾が公開されますね。ホアキンの演技に注目ですが、相手役のハーレイクインがレディーガガというのも絶妙なキャスティングですね。個人的には映像制作の色味の手法として使われる、いわゆるザ・ハリウッド的な「ティール&オレンジ」のカラーグレーディングが、今回の「ジョーカー」にも使われているのでそれも見どころの一つですが、やはり「ジョーカー」を鑑賞した後の自分自身の心模様の揺れ動きがどのようになるのか、が楽しみな作品です。

 

#4. 独立研究者・森田真生氏による新訳「センス・オブ・ワンダー」

随筆やエッセイなどで、身体感覚をベースにした本を多く出している若き研究者森田真生氏が、レイチェル・カーソンの「センス・オブ・ワンダー」に新たな新訳とエッセイを加えた作品を発表。

まだ読んでいないので気になっている作品ですが、先日ある新聞の森田氏へのインタビュー記事を読んだ際に、彼の発言の中で「僕は母から言葉の祝福を受けながら育ちました」と語っていたのが印象的でした。

 

言葉に宿る力は良くも悪くも自己を形成する上で大きな影響を及ぼすもので、森田氏は身近な人からとても良い力を与えてもらっていたのだなあ、と感心する一方で、そうではない境遇や環境が多様にある事も、僕らの生きる社会では誰もが知っているし、そうような環境の場合の方があるいは多いかもしれません。

 

過去は人それぞれにあるので、それ自体を並べて比べるようなものではないのは明らかですが、身近な関係性の視点がちょっと息苦しいものであったのならば、ちょっとだけその場所から、もう少しだけ広く大きな視点に切り替えてみると、この世界を彩る美しい自然や地球に流れる大いなる生命の存在は、

きっと僕たちを無条件に祝福してくれているに違いありません。

 

誰にでもこの世界は開かれているし、こちらからそれを感じ、受け入れるために「心と身体を開く」ことで、大いなる祝福と溶け合うことができるのかもしれません。

 

センスオブワンダー(Sence of Wonder)

=「不思議や驚きを感じる感性」「神秘さに対する感動する心」

 

 自分の中にあるセンスオブワンダーを開いていきたいですね!

Have a good weekend!

 

- Information - ご予約はこちらより

CS60葉山サロンは曜日担当制で運営しています。

 

坂本 達也 → 水、木、土、日 9:00 - 18:00 ,

火 19:00 - 22:00

 

林 理永  → 月、火、金 9:00 - 18:00

 
Book Online
葉山町一色683-17海野ビル201
050-6870-3068

Tatsuya Sakamoto

ホームページにアクセス  

メンバーズアプリを使ってサイトの最新情報を入手しましょう。

アプリをダウンロード