また、現在と将来のプロジェクトにおいて、次のようなトレンドに注目し、持続可能な空間設計を進めています:
1.長期的な影響:将来の変更に対応する柔軟性を持ち、持続可能な内装製品とワークスペースを選択します。
2.高度な素材戦略:クローズドループ素材**を使用し、再利用可能な素材に焦点を当てます。
3.寿命延長プログラム:製品の使用寿命を延ばすために、修理や再利用のプログラムを提供します。ヘイワースは、顧客のニーズに合わなくなった製品の選択肢を見つけるため、Green Standardsなどの組織と協力しています。製品の寿命を修理や再利用を通じて延ばすことで、埋立地に廃棄物を持ち込まずに済ませられます。
4.炭素規制:炭素排出を管理し、環境に配慮した製品と材料を選択します。実際、ヘイワースは近年、そしてネットゼロ目標の両方に対してSBTiからの承認を受け、炭素排出削減に向けた取り組みを行っています。
5.テクノロジーの活用:製品設計の効率化やリサイクルの最適化を目指し、テクノロジーを活用します。地球のために消費量を半減することを受け入れている人々が世界の3分の2を占めていることから、テクノロジーの進化は職場での意思決定に大きな影響を与えています。
ヘイワースをはじめ、オカムラや他のメーカーは、100%円環デザインへのコミットメントを通じて、持続可能な空間設計を促進し、地球への貢献に努めています。
クローズドループ素材**
例えば、バナナ、麻、キノコなどの植物由来の副産物や、生分解性のテキスタイルなどの材料を活用し、また、ポストコンシューマープラスチックなどの再利用材料に新たな命を吹き込む取り組みを行っています。ヘイワースのチェアバックは、埋立地に流れ込むプラスチックボトル17個分を避けるために、再生ポリエステルから製造されており、全てのオフィスチェアのキャスターは古い漁網から作られています。
出典:
5 Trends in Circular Design (Haworth-03/26/2024)
Gensler 2024 Design Forcast (Gensler-12/6/2023)
Fast Furniture’ Is Cheap. And Americans Are Throwing It in the Trash (NY Times-10/31/2022)