WORKPLACEりそーす

KEY's NEWSLETTER - Vol.22

うねるような暑さも少しずつ和らぎ、秋の訪れを感じますが、どうぞお体に気を付けてお過ごしください。

ハイブリッド・ワークが普及する中で、組織の文化、ニーズ、業界の特性に応じて『週2~3日のオフィス勤務』と『フルオフィス勤務』の選択についての議論が続いています。雇用主は従業員の求めるハイブリッドワークとビジネススペースへの投資のバランスを模索しています。

今回のニュースレターでは、ニューヨークのミッドタウンにある某米系コンサルティングファーム X社のオフィスのリニューアル前とリニューアル後をご紹介します。これはハイブリッド型オフィスの一例で、組織の変革とニーズに対応したアプローチを示す事例となります。

最新のオフィス家具情報や事例を通じて、今後のオフィス環境について考える際の参考となればとても幸いです。

ご質問等ございましたら、お気軽にお問合せ下さい。

Key International, Inc.

ハイブリット・オフィス ー CASE STUDY

自身の労働スタイルに適したハイブリットワーク空間

新型コロナウイルスのパンデミック以前から、コンサルティングファーム X社 の営業部署はワークプレイス環境において以下の課題に直面していました。

プライバシーの不足: 仕事をする際に個人のプライバシーが確保されず、隣の人の会話や情報が漏れる問題。

集中力の欠如: 騒音や周囲の活動により、集中力を保つことが難しい状況。

カジュアルな会議スペースがない: オフィス内で気軽にリラックスしながら会議や打ち合わせを行う場所が不足。

休憩スペースの不足: オフィス内で休憩する場所が不足しており、従業員のリフレッシュに対するニーズに応えられない状況。

さらに、新型コロナ禍において、通勤をオフィスへ行う一般的な慣習が変化し、従業員が自宅や他の場所で業務を遂行できる環境が広まってきました。そのため、X社はオフィスの存在意義と必要な機能を再評価し、オフィスリニューアルを実施した弊社の納入事例をご紹介致します。

2D FLOOR LAYOUT PLAN

リニューアル前とリニューアル後

3D FLOOR LAYOUT PLAN

リニューアル前とリニューアル後

プロジェクト概要: 内装工事不要(但しビル側による電気及び塗装工事は実施)、新規家具・観葉植物

によるオフィスづくり

業種: 米系 Consulting Firm

所在地: Manhattan, New York

オフィス対象面積 : 3,000 ft2 (278 m2 )

元オフィス座席数: 34 (Marketing & Sales Dept.)

オフィス設計・デザイン: Haworth Inc. / Key International, Inc.

 

1. 執務エリア

  • (24)ベンチング・ワークステーション (固定席) から(8)上下昇降ベ

    ンチングと(6)ベンチング・ワークステーション (フリーアドレス)

    に変更。

  • 完全個室の(2)1人用フォーンブースと(1)4人用フォーンブ ースを

    配置。

  • ちょっとした打ち合わせをしたい場合やリフレッシュするための

    (2)2人用ソファブースを配置。

  • プライバシーの確保と集中力の向上を図るために、家具の配置と

    パーティションにスタックガラスを追加したワークステーション

    に変更。

  • 固定席近辺にリフレッシュするための(2)可動式オットマンを

    配置。

2. コラボレーションエリア

  • チームミーティング、研修、セミナーなど、さまざまなテーマに

    合わせてカスタマイズ可能な折り畳み式フレキシブルテーブル

    に変更。

  • オットマンソファを配置。

  • 多くの緑色を取り入れたインテリアと家具により、オフィスを忘

    れてしまうような空間を構成。

3. Private Office

  •  電子ファイルの導入により、書類の所有量が減少し、パーソナ

    ル・キャビネットの必要性が低下、また簡易なタイプの上下昇降

    デスクに変更。

  • 部下との距離感を縮めるため、GMワークステーションの間に近

    接した位置と前に打合せテーブルを配置。

X社からのオフィス・リニューアル後のフィードバック

 

ポジティブフィードバック

  • コラボレーションできる場が増えた分、気軽に会議やコミュニケーション

    を取りやすくなり、従業員同士のチーム間コミュニケーションの向上に繋

    がっている。

  • リフレッシュできる場所も用意されているため、気分を変えながら仕事が

    できるため、従業員のモチベーション向上にも繋がっている。

  • 完全個室型ブースのお掛けで、快適なテレコミュケーションが実施可能に

    なった。おまけにプライバシー面でも安全に感じている。

  • GMとのコミュケーションが以前よりも取りやすいと感じている従業員は

    割と多いとのこと。

ネガティブフィードバック

  • 席や場所の取り合いになりやすい。

  • ロッカー内のアイテムの取り出しや整理が必要となり、これまでより手間

    がかかるように感じられる。

  • 少人数ではあるものの、席が固定化しやすい。

 

オフィスリニューアル後もいくつかの課題が残っていますが、従業員の声や要望を尊重し、人間中心のアプローチを優先したこのオフィス空間・環境は、従業員の満足度を高め、組織のパフォーマンス向上に貢献していると強く感じております。

オフィスのご変更、ご移転、工場のご新設や在宅勤務向けの家具等に関しまして、ご質問等ございましたら、私共、Key Internationalまで、お気軽にお問い合わせ下さい。

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