おなかを整える４

Onaka4

毎日の「食事」は
おなかの環境を変える
大きな要因となるわけですが
どのような環境を
善玉菌は好むのでしょうか

善玉菌が
好きな環境は
・酸素が無くて
・糖が有る
こと

とりわけ
ビフィズス菌が
好きなのは
ヒトが分解しづらい糖
（オリゴ糖や食物繊維）
です。

そしてもう一つ
好きな環境条件が
かつて活躍していた
先輩ビフィズス菌達や
仲間である乳酸菌達の
生産した功績と
死骸が有ること

これが彼らを活性化させ
繁殖へとつながります。

とても面白い
事象だと思います。




また、善玉菌の死菌は
数があればあるほど良い
という実験結果があることから
一部疾患で
菌サプリが推奨されはじめ
臨床結果も出てきています。

当薬局でも
お取り扱いしております。

しかしながら
培養した菌をサプライして
それで病気が治った。
それだけのこととして
受けとめてしまうと

今後
疾患ごとに腸内細菌叢の
ビックデータがとられ
菌叢を補正するための
菌培養ビジネスが出来

植物生態を荒らしたように
菌生態系を荒らすような
元も子もない事態が
起こりかねないと思うのです。

生薬でも
改良の加えられない
原種の方が
薬効が強く

栽培ものより
自生したものの方が
切れ味がよいです。

菌も同じことが
いえるはずだと
私は思います。

確かに菌サプリは
手っ取り早く
お手軽です。

でもやはり
自腹で善玉菌を
賄えるように
腸内を整えることが
 

社会環境を整えることに
繋がるのだと思います。

菌サプリを使っても
自腹菌の善玉化を
模索し続けることは
大切です。

話を戻しますが、
先に述べた条件を
満たす食べ物
ということで
発酵食品の有用性が
見直される様になりました。

光岡知足博士の御功績です。

発酵食品といっても
発酵促進剤の添加や
発酵止めに薬剤を
用いているようなものは避け

自活している発酵食品を
お求めになり
常食すると良いでしょう。

どうしても
販売しているものには
添加物が入っていることが
多いので

ご自宅でつくれる
発酵食品にトライすることも
おすすめです。


自家製は美味しいですから
是非、おなかの外でも
善玉菌を増やしてください。
 

煎じ漢方は
エキス漢方と違って
食物繊維も摂取できるので
腸内環境を整えるにも
有用です。

という研究発表を
去年聞きました。

言わずもがな
そうだと思います。

今日も最後まで
お読みいただき
ありがとうございました。
「おなかを整える」
まだ続きます

＜ココロを整える＞
2020.1.19　古事記をたずね、己を照らす
2020.1.29　大祓詞書写会 

＜はらを整える＞
2020.2.9　   漢方のおはなし