サリクス通信 vol.83

サリクス通信を御覧の皆様、櫻井です。

 

先月はサポート会員募集のお知らせを各媒体で沢山アップしまして、お騒がせいたしました。

 

9月30日で締め切ったのですが、システム障害等による遅延の影響などもあって、なんとちょうどぴったり目標の定期会員100名様に達することができました。

 

皆様誠にありがとうございました!

 

モテット全曲演奏、全曲録音に向けてますます精進してまいりますので、今後ともどうぞよろしくお願いいたします。

 さて今回のメルマガは、今週末に迫ったワークショップのお知らせです。

 今回サポート会員募集のお知らせ時期とかぶってしまってあまり広報ができておらず、まだ空きが9枠ございます。

 はじめての方もそうでない方もぜひご参加ください。

 

 グレゴリオ聖歌の歌唱法を学ぶことで、その後のポリフォニーを歌う上での大きな示唆を得ることができる、というコンセプトは今まで通りですが、それを実際に自分の声として実践する際に、どのようなテクニックが必要になってくるのか、発声の面からもアプローチします。

 今回取り上げるグレゴリオ聖歌は、11月のEnsemble Salicusでも演奏する待降節第1主日のミサ固有唱より「聖体拝領唱:主は良いものをお与えになり」です。

 

 このグレゴリオ聖歌は様々な写本によってネウマが伝えられているのですが、今回のワークショップでは、その写本ごとの微妙な違いについても触れていきます。

 

 以下がその写本です。これらはすべて、上に示した四角譜のグレゴリオ聖歌と同一の曲です。

 今回はグレゴリオ聖歌に加え、今年没後500年のメモリアルイヤーを迎える、ピエール・ド・ラ・リューのモテットを取り上げます。

 

“Vexilla regis prodeunt / Passio Domini nostril Jesu Christi”

 タイトルに、2つのテキストが並列されていることからもわかりますが、このモテットはポリテキスト(2つ以上のテキストが同時進行する)のモテットです。

 

 Vexilla regisは受難節に歌われる賛歌、Passio Dominiは枝の主日に歌われる受難曲の一節です。

 

グレゴリオ聖歌 "Vexilla regis prodeunt"(16世紀の写本)

12世紀フランスの受難曲の写本(赤で書かれているのは文字譜です)

 ワークショップでは、モダン譜も用意していますが、これらオリジナルの資料も用いながら、その歌唱法を探っていきます。

 

 クワイヤブックでの歌唱経験のある方もない方も、それぞれのレベルに合わせた楽譜で歌うということを試みます。

 

 初心者の方も、経験者の方も、ぜひご参加ください!

 

ワークショップ詳細・お申込みはコチラ↓

https://www.salicuskammerchor.com/events/salicus-kammerchor-zhu-cuiwakushoppu-di6hui

次回のサリクス通信

 

10月15日配信予定

加藤拓未による
「バッハの宗教音楽のジャンル史講座」

第5回カンタータ(3)です。

お楽しみに!

 
詳細はコチラ

次回演奏会情報

 

次回は11月30日(金)

Ensemble Salicusの演奏会

アレクサンダー・アグリコラのミサ曲

 
詳細はコチラ

ライブCD販売中!

 

2016年10月に行われましたジョイントコンサートがライブCDとなりました!

収録されているのはSalicus Kammerchorのステージと合同ステージです!​

 
詳細はコチラ

ライブDVD販売中!

 

第2回定期演奏会の演奏を収録したDVDのネット販売を開始しました。

グレゴリオ聖歌からバッハまで、サリクスの魅力が詰まったDVDです!

 
詳細はコチラ

最新演奏動画公開中!

サリクスの演奏動画を公開中です。

 

第4回定期演奏会より、

ヨハン・ミヒャエル・バッハ 

「わたしは知っている、

わたしのい主は生きておられると」

です。

お楽しみください!

 
動画はコチラ
主宰櫻井のホームページはコチラ

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