2022年7月28日発行:マーチフォーライフ実行委員会

小さないのちを守ろう

「March for Life.jp」のニュースレター vol.15       

日本のマーチフォーライフ

第15号のトピックス:海の日マーチ2022を終えて

死の文化を踏み砕いて歩こう。

マーチフォーライフ実行委員会
池田 正昭

3年ぶりに、カトリック築地教会に集結した日本のマーチフォーライフ。2022年海の日の7月18日、百名を越す世界のプロライフの有志とともに、築地教会を出発し日本橋、八重洲、銀座を通って日比谷公園まで歩きました。出発の頃には日中の蒸し暑さが一気に和らぎ、夕刻の涼風を感じる爽やかな行進でした。コロナ禍が続く中、わたしたちのマーチを快く受け入れてくださった築地教会主任司祭レオ神父に感謝の意を表します。

 

今年も聖母マリアが一緒に歩いてくれました。写真の後ろに御輿にのった像が見えます。これはファティマの聖母を象っていますが、さまざまな聖母の像がある中で、荒々しく蛇を足で踏みつけた聖母像があるのをご存知でしょうか。蛇は人間を唆した悪魔の姿です。悪の象徴、「死の文化」の象徴です。蛇を足で踏み砕いてくださるマリア様に倣って、わたしたちのマーチも一歩一歩が死の文化を踏み砕くための行進です。

あのSDGsも死の文化であることを再確認


今回の2つのテーマ「アメリカよ正気に返れ」と「経口中絶薬いりません」に加え、ひき続き日本のマーチは「SDGsに18番目の目標を」と訴えます。17の目標を掲げた国連のSDGsは今や世界の隅々にまで浸透しているようですが、それが「死の文化」を喧伝するものであることをわたしたちは知っています。

 

産まれる前からのいのちの大切さをまったく顧みることのないSDGsへのアンチテーゼとして、架空の18番目の目標「小さないのちを守ろう」を差し出します。知らぬ間に死の文化に騙されている世界の人たちが、いのちの文化に目覚めてくれることを願い求めつつ。いつかSDGsを踏み超えて、小さないのちを守ることが人類の1番大事な目標となりますように。

築地教会の聖堂に集まった面々は大半が外国の人たちです。ここに集まる動機や背景はそれぞれに異なるでしょう。日本語が通じない人も多かったでしょう。どこまで言葉で伝えられたかわかりませんが、とても良い分かち合いができたと思いました。行進中の表現の仕方もいろいろでしたが、参加者にこれまでにない一体感がありました。皆が共通の使命に燃えていたようです。死の文化を踏みつけて歩く。いのちの文化が勝利する未来を先取りする。わたしたちの進むべき方向が、やるべき事がらが、より明確になった今年の海の日マーチでした。
 

蛇よりも賢く、敵の正体を見据えながら、いのちの文化を記そう。

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