わくわく商品開発のススメ

「消費者が喜ぶ商品が思い浮かんで、わくわくする」

 

つぶやき。。。。。

大学の授業が終わりました。今回は12コマ(グループ討議4コマ)で、たっぷりと学生の人と接することができました。授業は、「商品コンセプトを作る実習」でした。理科系の大学院生だったので、自分の研究テーマで商品コンセプトを作るということにしました。まずは、技術コンセプトを作ることで、技術スペックや素材を消費者の言葉に翻訳することをしてもらいました。そして、商品コンセプトを作ってもらい、なぜなぜなぜと商品コンセプトを消費者のインサイトを考えながらブラッシュアップさせて、自分たちおよび友達に、商品コンセプトの受入性の調査を「使いたい」「その理由」という質問で行いました。その調査結果の読み込みについても指導しました。「使いたい」と答えた人はなぜ使いたいのか?これが商品の一番の強みで、ここを伸ばすように修正する。「やや使いたい」と答えた人は、どうすれば「使いたい」になるのか?ここを改善することで、トップボックスを大きくできる。こんな指導をして、さらに商品コンセプトのブラッシュアップに。理科系の大学の学生が商品開発を体験することはいいことだったのだと信じています。

 

【お知らせ】

 

① 153回商品開発セミナー

  『商品開発サクセス・セオリー<20時間>セミナー』

     日本オリエンテーション と わくわく商品開発研究所 の共催

 

商品開発の全体系を、多くの具体的な事例(成功事例、失敗事例)を通して学べます。【体系的に・実践的に・深く学び・身につけるセミナー】

 

★商品開発を基礎からみにつけてい方

★商品アイデアを生み出したい方

★商品戦略を考えたい方

★プロジェクト推進リーダーになった方

にもおススメです。

 

 2021年10月14日(金)スタート
 第153
回   2021年

   10月14日(木)10~12時、15~17時

   10月15日(金)10~12時、15~17時

   10月21日(木)10~12時、15~17時

   10月22日(金)10~12時、15~17時

   10月28日(木)10~12時、15~17時​

※オンライン方式zoomで 1日2時間×2回 5日 計20時間セミナー

 

●講師  

日本オリエンテーション 主宰 松本勝英
1970年、株式会社日本オリエンテーションを設立、250社、300以上の商品開発、マーケティング・プロジェクトのコンサルティング経験と、 30年150回、受講者3千人以上の「商品開発プログラムのたて方36時間セミナー」で講師を務め、 「人間学」と「マーケティングのR&D」をベースに、商品開発・マーケティング活動を展開。

 

わくわく商品開発研究所長 忽那公範
元花王株式会社。ビオレ毛穴パック、ふくだけコットン、めぐりズム蒸気でホットアイマスクなどの商品開発を27年。 多くの新製品、新ブランド、新事業立上げをしてきました。消費者の気持ちを理解して新しく魅力的な商品の開発を心がけています。現在は、大手素材メーカーで、技術・素材の魅力を活かした商品の提案をしています。

 

【セミナーの詳細、申し込み】

セミナーの詳細、申し込みは以下のURLをクリック。

 

共催セミナー | Mysite (wakuwakuken.com)

 

 

 

★ミニ商品開発物語 

 

ミニ商品開発物語「化粧水のような洗顔」

1990年代に、化粧水のような水状の洗顔料を発売しました。洗顔後は、きゅっきゅとしてさっぱりとした洗い上がりでした。泡状の洗顔料は洗顔直後のぬるつき感が好まれなかったことの反省で、今度は、きゅきゅっとしたさっぱりする使用感にこだわりました。さらに、見た感が化粧水のようで、スキンケアのイメージを持ってもらおうと考えました。洗顔しながらスキンケアができるイメージをねらいました。性能としても液状なので泡立ちも早くて洗顔料としての機能は満足出来る商品でしたが、売れませんでした。この商品の問題点は、液状にあったと思います。水のようで、洗浄成分が少ないというイメージがあったのではと思います。クリーム状の洗顔剤を水で薄めた感じと受け止められたのかもしれません。商品開発をするときに性能だけでなく、見た目も大事だと勉強しました。

 

 

 

★商品コンセプト作りのコツ 

(更新しました)

 

1 場面を変えて考える

2 カテゴリーを変えて考える

3 使い方を変えてみる

4 過去の商品分析をする。

     ヒント満載。時代や価値観が変化して活かせるかも

5 消費者の行動をなぜなぜなぜと考える

6 商品のタイプを間違えない

7 NGスペックはカテゴリーを変えると活きる

8 別の商品に使われている技術、コンセプトを活用する

9 0.3歩先のコンセプト

10 通常の真逆から発想する

     (例)きれいにならない洗浄剤

11 満足から感動、期待から以外、

         当たり前から驚き、まじめからこだわりへ

12 ネガティブ解消からポジティブの強化

13 商品は効果、使用感、使い方などの総合力

     ⇒効果が低くても使いやすい商品が売れることもある

14 当たり前の不便さ、あきらめていたことが

         ちょっとでも改善したらチャンス

15 製品と商品の違いを理解する

16 ニーズを提案する

17 そのカテゴリー、商品の欠点から考える

18 新しさ、差別化にこだわる

19 欲望を叶える要素を考える

20 機能・性能を価値に変換する

 

 

★これまでに話していない項目について説明します。

3 使い方を変えてみる

ある商品の使い方を変えてみると商品の価値がかわることがあります。「メイクが落とせる洗顔料」は、メイク落としとしてみると簡単に使える価値がありますが、洗顔料と考えるとメイクまで落ちる洗浄力の高いという価値になります。また、化粧水の使い方も、手のひらにとってつけるのと、コットンパフにとって塗布するのとで価値が変わります。店頭で売ってる商品を買ってきて、使い方を変えて、頭の中でカテゴリーを変えて商品を考えると、新しい商品コンセプトのアイデアが生まれてきます。商品アイデアに行き詰まったら、こんな発想をしてみるといいと思います。

 

 

 

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忽那公範 「わくわく商品開発研究所」 

メールアドレス  waku@wakuwakuken.com

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