新世代哲学マガジン

~非常識超越思考法への道~ 

第2回:茂木健一郎の天才論

今回のテーマは、茂木健一論さんの天才論についてです。

こんにちは、今回のメールマガジンのテーマは脳科学者で有名な茂木健一郎さんの天才論について自分が個人的に感じたことです。哲学と実際に関係ないかもしれないけど、非常に興味深いテーマだったので取り上げたいと思いました。

 

茂木健一郎さんは脳科学者として有名ですが、彼のチャンネルの動画を見ると非常に天才について興味を持たれていてとても鋭い考察や分析をしているなと感じます。というのも、天才について書かれた普通のブログやサイト、その他はギフテッドについての本などを読んでも分からないさらなる踏み込んだ分析になっているからだと思います。

これは、多分、天才について考察している多くの人たちが当事者でなく普通の人であり、天才に興味がある常識人が多いのに対して、茂木健一郎さんは変人である意味彼自身がギフテッドの当事者であるからだと個人的には思っています。彼の著作を読んだ時に思ったのですが、彼は日本の大学ではあまりに変人過ぎたか何かであまり評価されなかったが、イギリスのロンドン?かどうか忘れましたがそこへ留学した時には高く評価されたそうです。そもそも、彼は風貌が奇抜であるため日本社会だと浮いてしまうのですが、ロンドンでは髪が寝ぐせだらけで髭をボーボーに生やして自転車で大学キャンパスを徘徊していても、誰も気にも留めないという驚くべき事実に気づいたそうです。そういった経緯から彼自身がギフテッドだと思ったわけです。そもそも、普通の人はそこまでこの天才というものに興味関心を抱かないと思うんですよね・・・というのは、どういうものかあまり実感がわかないし日常生活でもそんな変わり者は滅多にいないし気にも留めないからであり「自分の日常生活とは遠くかけ離れた存在」のように思っているからかもしれません。

私が、彼自身の天才論が独特だと思う理由は普通の人の感想と多いに違うと思うからです。

 

まず、普通の多くの人たちは天才について次のようなイメージを抱いています。

 

1.天才は努力しないで天才になれると思っている人が多い。

 

これについては、多くの人が勘違いしていますが、天才も努力しないと才能は開花しないのだということです。茂木さんはこれについて、なぜなら、脳科学的見地から見ても「必死に頭を使って思考錯誤しない限り新たな知見は得られないしましてや発見などできない」と言っています。このあたりが、独特な論理展開になっていると感じます。

 

2.大学教授などで最先端の研究をしている人が天才だと思っている。

 

これについても、彼はそもそも社会のレールに沿って生きる人たちには秀才しかいないと言っている。

多くの人たちは、大学教授など名誉ある地位があり大いなる研究実績のある人が天才だと思っているが、本当の天才は社会的地位に限らず"危うさのある人"だと言っています。例えば、ウィトゲンシュタインの論文を見れば分かるように、論理学をベースにしながらもそこからはみ出した独自の論理を展開している"危うさ"があり、そういう危うさのある人が本当の天才だと、茂木健一郎さんは言っています。

 

これら2つの意見は自分の実体験から共感したのですね。

 

まず、1については自分はうつ病やアルコール依存症になって10年間どん底だった時に哲学理論のようなものを思いついたので、何も努力しないで天才になるというのはあり得ないと思ったからです。また、2について共感するのは実際にツイッターなどで多くの天才の方たちと出会って、彼らは必ずしも大学教授など立派な肩書がある人たちばかりではないということですね・・・

中には学者さんもいて、その人は日本の某一流大学からオファーされたけど条件があまりにも理不尽だったため断ったそうです。これは、嫉妬心なのかよくわかりませんが、今の日本の大学側が天才を受け入れる体制があまり整ってないということなのかなと感じたのですね・・・

しかし、そのあたりも日本の今の教育システムに問題があったり天才を潰す社会システムが原因になっているのでは?と感じました。

以上のように彼の天才論は独特の観点で語られていて、彼自身が天才でありギフテッドだからこそ、そういった天才に共感するのだと思います。

そして、多くの天才は今の日本社会においてはつまはじきにされて理解されてない人が多い印象があるので、彼の天才論に救われる人たちもたくさんいるのではないかと思っております。

 

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