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月とインナーチャイルド 〜感情のプログラム〜



月は無意識を表します。

月星座は金脈と言われる占い師の方もいるし、

女性性、母親からの影響、プリミティブな自分、感情、持って生まれた感性

そういうことを象徴します。


わかるようなわからないような。笑



自己観察とお客様観察を経て、

月は、自分が0歳から7歳ぐらいの間に、

母親がなりたいと思っていた理想像を自分がコピーしたもの

ではないかと思うに至っています。


この年齢域は母親とまだエネルギー的に繋がったままですから、

言葉だけでなく母親の想念をエネルギーで吸収しています。



例えば月が牡羊座。


母親はきっといつでも元気で、親しみがあって、一生懸命。

早とちりが多くておっちょこちょいだけど、憎めない。

どんな困難があっても大丈夫、立ち向かわなきゃ、がんばらなきゃ。

元気でいればなんとかなる。

そんなふうに自分を奮い立たせて頑張ってるお母さんだったかもしれない。

そして気づけば娘(息子)のあなたもそうではないでしょうか。


お母さんが考えていた理想の自分、想念を子供はコピーする。

そういう風にしたほうがいいんだって無意識に思い、そうあろうとする。

母親に愛されるためかもしれません。

母親を愛するが故かもしれません。


そして母親が嬉しい時はハッピーを、

葛藤していれば、葛藤のエネルギーも吸収する。

そうやって感情のパターンをプログラムしていくのです。



感情の月に対して太陽はアイデンティティ。

地球で生き抜いていくための魂の個性。

男性性、父親からの影響、意志、人生のテーマ。


この太陽と月が、

内側の光と闇、

男性性と女性性、

精神と感情の関係性ということになります。




そんで太陽と月、どちらが本当の自分?


というと、

この二つを統合したのが自分。


月というのは柔らかい無防備な感情、インナーチャイルドです。

ずっと内側で生き続けている、小さな自分。

そして母親の想念をコピーしたのは自分。

あなたの意思です。


まず自分がそうあらなければならないと無自覚に演じている姿や

プログラムされた感情のクセを自覚する事から統合は始まります。



幼少期の体験が、治せない癖やコントロールできない感情、

思い込み、価値観、体質を作っています。


例えば、愛されている自信がない。

そんな漠然とした不安があるとしたら

潜在意識に

「わたしは愛されていない」

「どうせわたしは愛されない」

というプログラムがあるかもしれません。


母親がキツく当たったかもしれないし、

父親が鬼のように怖かったかもしれない。

彼らの未熟さが小さなあなたを苦しめたかもしれません。



でも、愛されていないというプログラムを作ったのは

悲しいことにあなた自身なのです。

そういう思い込み、プログラムを作った責任はあなたです。



小さなあなたが今でもそう苦しんでいるなら、

そのプログラムを作り替えることができるのはあなたしかいません。

ループから抜け出すことを決めて、

小さな自分を癒して、納得させて、安心させて、

もっと自分に都合よくハッピーなプログラムで生きていくと決めるのは自分。


そうすることで、本当の意味での「ありのままの自分」が

少しずつ顔を出し始めるのです。



逆に、

愛されない、認めてもらえない、邪険にされる

などのプログラムが生む世界をまだ楽しみたければ、

変える必要はありません。



インナーチャイルドがどういう状態でいるのか。

ケアを必要としているのか、またはご機嫌なのか。



内側で生き続けているちっちゃい子の不満や不安を聞く。

親にしてもらえなかったことを、自分が今してあげる。

何を望んでいるのか辛抱強く聞き出し、

そして、自分の子供のように全てを受け入れてありのままを愛してあげる。

闇の中に埋もれた、見たくない感情を認める。

エゴに塗れた欲も認める。



どうしようもなくポンコツでダサくて、

弱くて情けない、不甲斐なさにイライラする。

嫉妬深くて意地悪で、プライド高くて、

計算高くて鼻持ちならない自分も

全部赦す。

赦せない自分も赦す。



私たちはしてほしいことを周りに期待してしまいます。

でも、自分の望みを代わりに旦那や彼氏、両親、友達、

セラピストやヒーラーにしてもらうことできないのです。


一時的に満たされてもまたすぐ不機嫌になる。

プログラムは発動する。


いくら望んでも、自分の中に負のプログラムがあるかぎり

満たされない現実は創造され続けます。


もっと優しくしてほしかった。

もっと話を聞いてほしかった。

わたしが素直になれないのはあなたのせい。

あなたが素直じゃないからわたしも素直になれない。


人のせいにしてると楽です。

でも、人のせいにして苦しいのも自分です。


自分は悪くない、自分のせいじゃない、わたしは正しいはず!!と

無意識の中で言い聞かせてきた自分を認めて受け入れていった先に、

真実が見えてきます。


本当の意味での相手に対する愛と感謝が生まれてきます。




次回




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