秋の深まりを感じる1か月ちょっとでした。
目に入る木々や空の色、空気のニオイや、ふわっとくる冷たさなど、定期的に外にでていると五感が刺激されます。
ここ数年忘れていた「自然を感じる力」が復活している気がします(笑)
活動については、「いろダネ通信」でも発信しているので、そちらもあわせてご覧ください。
【稲荷山公園で活動】
10月は拠点にさせてもらっている入間市青少年活動センターが使えない日が2日あり、しかも、サブ拠点の施設も点検で使えず、少々困りました。
そこで、10月20日、27日の2日間は、狭山市の稲荷山公園駅前直結の施設と稲荷山公園、狭山市博物館で活動しました。
冒頭の写真は20日のもの。
お弁当の後に、「チョコとガムを一緒にどうなるのか?」を実験してる少年たち。なんだかとても楽しそうでした。
ピーマンの写真は、「糸電話みたいにピーマンでもお話できるかな?」を試したときのものです。
山下&土橋のおばさん2人は大盛り上がりでしたが、子どもたちは、まったく興味を示さず。
いつか頃合いをみて、「子どもがやりたい!やりたい!!」と言ってくるような興味が生まれる仕掛けを考えてリベンジします!!
この日も男の子たちは、とにかく走る!走る!!なのです。
しかも、鬼ごっこのお相手には、若手のママたちではなく、どばちゃん、アッキーを指名するのです。長老2人はヘロヘロになりつつも、子どもも大人も自然の中で癒される日になりました。
10月27日(木)には、狭山市博物館で透明標本展を見てきました。
小さい子達には難しいかなぁ…と思っていましたが、それぞれが、それなりにお楽しみポイントをみつけていた姿が印象的でした。
狭山市博物館の方々、ボランティアの方々、ありがとうございました!の一日でした。
【マイプラン学習のお部屋を分けました】
週に2回のいろダネには、マイプラン学習という「自分で考えた、自分の学びを、静かにする時間」を設けています。
勉強したくない子や、勉強する気はあるけどやり方が分からない子・集中が続かない子などなど、マイプラン学習の時間を持て余すお子さんが少なからずいます。それでも、15分でいいいから静かに自分と向き合う時間を…と思い、同じお部屋で学ぶ方法をこの半年アレコレと試行錯誤してきました。
しかし、11月から、年齢や学習スタイルの違いに配慮して、マイプラン学習は2部屋に分けることにしました。
・学習室では静かに学びたい人
・音楽室は人と関わりながら学びたい人 として、どちらに行くかは子ども自身が選びます。
どちらも学びに向かうための時間と位置付けていますが、音楽室のお子さんたちからは、「勉強は嫌なもの」という気持ちをひしひしと感じます。
そのため、ドリルなどの勉強は進めず、「自分で自分のための学びになると思うものをやってみよう」と促しています。
下の子どもたちは、マナビダネのLINEスタンプ用の絵を描いている子、好きなアニメの模写をする子、絶滅危惧種の本を読んでいる子たちです。
LINEスランプの子は、ビジネスに興味がある子です。
このお子さんとは、スタンプを作成して販売することを通じて、主体的な学びが探求していけると考えています。
正面で絵を描いている子は、まだまだ学びには距離があります。
この子は、とても繊細な模写が得意です。推論も得意なとても賢い子です。今の段階では、ここに来て人と交わることがまず大事なのだと感じます。
本を読んでいる子は、「ねぇねぇ、これ知ってる?」と、声をかけてくれます。
私はよく知らないので面白がって聞いていると、他のことをしていた子どもたちが、「ブラジルまで穴が掘れると思っていた」「マグマにブチあったら、重力ってどうはたらくのか?」などなど、これまた面白い話に展開してきます。
一般的な学習とはほど遠いですが、こうした「なんで?」や「こう考えたよ!」という感覚や、「これがしたい!」「これは楽しい!」という気持ちが、この子たちの『学びのタネ』になっていくのだろうなぁと思いました。