師走。

 今年も残すところあと1ヶ月。寒さとともに気忙しさも増してゆく中、ほんのひととき目の前の時間に集中してみる。時間の流れと気持ちの速度が近づいて、目の前の景色が鮮やかさを増してゆく。

 Works-MニュースレターVol.198を配信します。今号もぜひご一読ください。

 

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ClafT 2022 吉祥寺・西荻窪エリア レポート

 

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ClafT 2022 吉祥寺・西荻窪エリア レポート

 「武蔵小金井・武蔵境」「吉祥寺・西荻窪」「荻窪・阿佐ヶ谷・高円寺」「中野」これら中央線の各駅地域を4つに分けて開催されたCenter line art festival Tokyo 2022。

 年内配信のニュースレターでは、各プログラムの様子をエリアに分けてお届けしております。

 前号の武蔵小金井・武蔵境エリアに続き、今号では吉祥寺・西荻窪エリアの様子をご紹介いたします。ぜひご一読ください。

photo GALLERY IRO

 中央線西東京地域を巡る回遊型アートフェスティバル ClafT2022

 10月12日〜19日にかけて吉祥寺・西荻窪エリアでの美術展示プログラムが開催されました。

前田ビバリー個展「吉祥の張り子たち」

大きな窓が特徴のGALLERY IROの会場では、おめでたい張り子たちが溢れんばかりに展示されました。

@GALLERY IRO(吉祥寺)photo GALLERY IRO

 フェスティバル前半を終えて会期は中盤へ。

 2つ目のエリアとなる、吉祥寺・西荻窪エリアでは、前田ビバリー、三浦宏之、舩橋陽による3つの展示プログラムを開催。

 

 縁起物として、眺めているだけで笑顔になる前田ビバリーの張り子たち。大きな窓から見える作品の数々に、通りがかりの人たちの足も自然と止まります。

三浦宏之個展「Metaphysics Child Watching the End of the Old Humans.

〜旧人類の終焉を見つめる形而上学の子ども〜」

地下へと続く階段の先、作家の頭の中がそのまま部屋になったような哲学的な空間。

来場者は空間に散りばめられたピースをじっくりと眺めていました。

@マジェルカギャラリー(吉祥寺)photo MILLA

舩橋陽個展「共鳴 / 作用する作動」

長い年月、西荻窪の街を見てきた洋館の一室では、舩橋陽の作るサウンド・オブジェクトを展示。

音の存在をあらためて感じ直すような作品の数々。作品が奏でる音に心が落ち着きます。

@Gallery MADO(西荻窪)

 三浦宏之個展会場では空間全体がインスタレーション作品となり、会場の至る所に作品のピースが配置されています。場内を巡りながら様々な視点から時間をかけて鑑賞する来場者の姿が印象的でした。

 

 そして、前田ビバリー、三浦宏之の個展会場がある吉祥寺駅から一駅跨いだ西荻窪では、舩橋陽個展を開催。

 西荻窪駅から数分歩くと閑静な住宅街へと差し掛かります。昭和初期に建てられた洋館のギャラリーに並ぶ、作家の作品。サウンド・オブジェクトの他にも写真等の作品も展示され、視覚・聴覚から作品を体感できる空間となりました。

 

 

 この後、プログラム開催エリアはさらに東に向けて移動します。

 次号ニュースレターでは「荻窪・阿佐ヶ谷・高円寺」「中野」の2つのエリアをご紹介致します。

 次号もぜひご一読ください。

(お詫びと訂正)

前号でご紹介しました戴飴霏個展「this is not my language」会場として使用させて頂いたgallery Cajioの所在地を「武蔵小金井」と表記すべきところ、誤って「武蔵境」と掲載しておりました。

gallery Cajioの正しい所在地は「武蔵小金井」となります。お詫びして訂正いたします。

Center line art festival Tokyo 中央線芸術祭

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不定期連載 第17回

ことばしょからだもの

 なにかにつけて、こだわりのある「ヒト」「バショ」「コト」「モノ」。

 ホールやギャラリーなどにまつわるアートの話題から、本や音楽、カフェ、美味しいものなど。時には、公園に咲く小さな花の話題まで。気になるものを見つけながら、好きなことを増やしてく。

 今回は、本ニュースレターにて不定期連載されている鯨井謙太郒氏「生活の六行」にてimage photoを掲載中のsnktによる小さな寫眞舘を。

お久しぶりです。

ようこそ。

寫眞舘「snkt」へ。

目の前にあった世界が反転する。

言葉として残された事実をかき集めて、

言葉にできない世界を言葉にしてゆく。

感覚を開くと同時に、小さな檻の中を駆け回るネズミように、全てのあいまを突き抜けてゆく。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

空いた穴の隙間から見える世界。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

空いた穴の隙間から流れ出る違う誰かの世界。

 

 

 

 

 

 

その湿度と温度、手触り、匂いを近づけて遠ざけて

反転した世界で足音を鳴らす。

 

 

 

最後までご覧いただきありがとうございます。

またいつか。寫眞舘「snkt」で、集めた世界の一部をご覧いただけるよう、時折ふと思い出していただけると嬉しく思います。

 

snkt

 

 

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