HAYAMA SALON MAGAZINE

『HAYAMA SALON MAGAZINE』は、「未来の自分が喜ぶ選択を」をコンセプトに、健康に関する記事やトピックを中心に、さまざまな情報を紹介するメールマガジンです。

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・Wellness News - 健康情報

・Diary - 健康ダイアリー by Rie Hayashi

・Contents - 気になったモノやトピック

・Information - お知らせ

 

                     Directed by Tatsuya Sakamoto

- Recently -

- 近況 -

僕は普段、葉山サロンでのCS60施術の傍ら、葉山で「ハンカチーフ・ブックス」という出版社を運営している編集者・長沼さんのYouTubeチャンネルの撮影と編集、そして出演をしています。二人で1年ほど前から細々と続けていまして、テーマをあまり決めず二人で「対話する」中で、立ち上がってくるありのままの雰囲気と言葉を撮影して、それをゆるりと配信しています。

 

先日、そのYouTube撮影の一つの企画で、葉山の下山口にある「茅山荘(ちざんそう)」の管理者である藤田一照さんとお会いしてきました。

一照さんは東大卒の禅指導者で、17年もの間アメリカで坐禅の指導を行い、帰国後に「茅山荘」の管理をしながら、坐禅会の主催や執筆、講演活動など、曹洞宗という一つの宗派に留まらない幅広い活動をされていて、最近では既存の仏教の更なるアップデートを目指して「仏教3.0」という概念も提唱しています。

 

御年70歳とは思えないほどパワフルな方でして、僕も数年前に「茅山荘」の坐禅会に毎月参加していたご縁もあったのですが、最近は参加していなかったので久しぶりの訪問となりました。

今回は長沼さんと一照さんの対話動画で、「禅と瞑想はどう違うのか」という少々難解な話の展開となり、只今絶賛編集中なのですが、その対話が終わった後に何気ない会話の中で、一照さんが「仏教者を支えた言葉」というテーマで今度講演依頼があってこの言葉を出そうと思っている、という話をされていました。

 

一照さんが選んだ言葉は、さくらももこ先生の作品「コジコジ」の言葉。

どのような話かというと、

 全然勉強のできないコジコジは先生からある時こんなことを言われます。

 

「コジコジ、君は一体将来何になりたいんだ?それだけでも先生に教えてくれ」

 

するとコジコジはこう答えます。 

 

「コジコジだよ。コジコジは生まれた時からずーっと、将来もコジコジはコジコジだよ」

 

コジコジの言葉を聞いた先生は 「真理だ。。。がーーん。負けたぞ、先生の負けだ。。。」とショックをうけてしまいます。

 

一照さんが、講演会でこの言葉にどのように支えられたのかの詳細まではお聞きできませんでしたが、コジコジの言葉には確かにハッとさせられますね。

 

生まれてから成長するにつれ、気づくと人は何者かになることを知らず知らずのうちに求められる、というよりも「生きる」ということが、肩書きや役割を持つことだったり、社会の役に立つことだと教えられている。

 

もちろんそれが悪いことなどではまったくなくて、誰かのためや社会のためになる行動には非常に強い力があって、憎むべきものではないのは明らかだけれど、

コジコジのように、日々遊んで食べて寝て「自分を生きている」ということが社会にとって「良くないこと」にされているのはちょっとおかしくないですか、

肩書きや役割がなくてはいけないのだろうか、という事を教えてくれた気がします。

 

とりわけ現代社会においてはこの肩書きや役割が、時に社会からの見えない圧力となって、その役割に自分自身が振り回されてしまい、「本来の自分」を見失ってしまう人の方がもしかしたら多いかもしれません。

一照さんはそのほかにも、言葉の力で大切にされるべきなのは、「答え」を求めることではなく「問い」続けることにあると言いました。

人生は運動の連続なのだから、頭の中も固定化された「答え」ばかりを求めるのではなく、常に「問い」を続けて自分自身を揺さぶること。漫画や本、映画の言葉には僕らを揺さぶる言葉が溢れているから面白い、と仰っていました。

  

僕自身もさまざまな言葉に勇気づけられてきた一人の人間として、もっともっと言葉に揺さぶられて、答えや正解なるものを簡単に求めないように、日常の中に「問い」を立てながら日々楽しく生きていきたいな、と改めて感じました。

 

「自分自身を支える言葉」は皆さんの中にはありますか?あったらぜひ教えてください。互いにシェアできたら楽しそうですね。

 

- Wellness News -

ここでは、栄養に関する情報や健康ニュースをお届けします。

#グルテン

グルテンを摂らない「グルテンフリー」という言葉が生活の中で聞き馴染みある言葉になってきている気がします。ですがそもそも「グルテンが体に与える影響とは一体なにか」という疑問を持つ方もいらっしゃると思います。今回はそんなグルテンに焦点を当てていきたいと思います。

 

グルテンは、小麦粉に含まれる「グルテニン」と「グリアジン」という2種類のたんぱく質が、水と混ざり合ってこねられることでできる成分です。このグルテンが、パンやパスタなどの小麦製品に弾力や粘り気を出しており、普段食べている食品の食感に大きく貢献しています。

 

このグルテンが基本的に良くないとされる症状には3つあります。

・グルテン不耐性・小麦アレルギー・セリアック病の3つです。

それぞれ体に出る反応が違います。

 

まず「グルテン不耐性」の人は、グルテンをうまく分解・吸収できないため、腹痛や下痢、便秘や膨満感が起きます。

次に「小麦アレルギー」の人は、IgE抗体というアレルギー反応に関わる抗体が、グルテンと結合することで、アレルギー症状を引き起こします。

皮膚のかゆみ、じんま疹、呼吸困難、アナフィラキシーショックなど摂取したら比較的すぐにその症状が起きます。

最後に「セリアック病」の人は、グルテンを摂取するとグルテンへの免疫反応により、自身の小腸の組織を攻撃して傷つけ、栄養が吸収できなくなる消化管の病気です。下痢、腹痛、体重減少、発育遅延、貧血などが起こります。

 

「グルテンフリー」とは主にこの3つの症状が出てしまう人が行うグルテンを摂取しない生活習慣だったのですが、どうやらグルテンは、日本人の遺伝的性質に合わないことが近年わかるようになってきました。

特に戦後、大量生産の為や、害虫に強い品種にするために改良された小麦は、本来のタンパク質構造が変わってしまい、消化しにくくアレルギー反応を引き起こる人が多くなっているというデータも出ています。

 

さらにグルテンが「リーキーガット(腸漏れ)」を引き起こす事もわかってきました。腸の内側は、腸壁と呼ばれるバリアで覆われており、このバリアがしっかりと機能することで、食物の成分や腸内細菌などが血液中に漏れ出すのを防いでいます。

しかし、グルテンを摂取するとこの腸壁のバリア機能が低下し、隙間ができてしまうと、本来腸内に留まるべき物質が血液中に漏れ出てしまう状態になります。これが「リーキーガット」です。

 

腸から漏れ出した物質は、免疫系を刺激してアレルギーや自己免疫疾患の原因となり、慢性的な炎症を引き起こして肌荒れ、アトピー性皮膚炎のベースとなります。また腸内細菌が産生するある種の化学物質は、腸から漏れ出して血液中に入り、脳に作用して慢性疲労、頭痛、集中力の低下や自律神経失調症、関節痛となります。

 

グルテンの影響は多岐にわたるので、まだまだわかっていないことも多いのですが、僕自身は小麦アレルギーではなく、小麦も大好きだったのですが、グルテンの摂取を控えるようにしてからというもの、肌の調子もお腹の調子も抜群に良いので、逆に戻れなくなりました。

とはいえ、完全に非摂取することは不可能に近いので、そこはあまり原理主義的にならず、主原料としての小麦(パンや麺類など)は控えますが、多少のグルテンの摂取は許容しています。

 

それでもどうしても小麦を食べたくなったり、避けられない状況などがあった場合は、グルテンを腸内から吸着させて除去してくれる「アクティベートチャコール(活性炭)」を活用しています。

 

最近では、スーパーなどでも小麦の代わりに米粉や代替品の食品が取り扱われることが多くなってきているので、徐々に浸透してきてはいるのかなと思いますが、テレビなどではスポンサーの意向もあってか、あまりグルテンについて触れられることがないように感じます。

 

とはいえ僕自身も「グルテンフリー」を誰にでもお勧めするわけではありません。子供の学校給食でも小麦はたくさん出ますし、好きなものを過度に我慢してストレスを余計に溜めてしまうのことも問題です。

なので、まずはご自身だけの取り組みとして、無理のない範囲で「試して」見るのが良いと思います。

 

ポイントはまた小麦食べたくなったら食べればいっか、くらいの軽い気持ちを持つことが重要だと個人的には感じていますが、3週間以上経過すると、腸の壁も修復されて、身体での体感がわかると思います。特にお肌や腸内環境は目に見えて改善されますので、その時に続けていくかどうかの判断をしてみてはいかがでしょうか。

 

 

- Diary -

健康ダイアリー by Rie Hayashi

 

こんにちは!葉山サロンの林です。

 

前回の配信では、「身体という器」について書きました。

肌の境界線から内側だけでなく、外側の意識のフィールドを使うというお話。

 

今回は、「感情」について書いてみたいと思います。

 

私が2年ほど前、同じく葉山エリアを拠点に活動されているアーティスト・小木戸利光さんのもとで『シアターワーク』という、身体表現/芸術療法を学んでいた時のことです。

 

シアターワークは、役割(ロール)を自分にインストールすることで自然と出てくる身体表現を舞台(シアター)上で表現していくことで心と身体と魂を癒していく技法で、主にグループワークとして行われます。

 

1年間、何度も重ねてワークを受け学んでいるあいだ、それはもうたくさんの感情のうねりがどんどん表出してきて、その体験だけで一冊の本が書けそうなくらいすごかったのですが…それについてはまた今度お話しするとして。

 

その中で、【人間はすべての感情を持って生まれてくる】というキーワードが自分の中から自然と出てきたことがありました。

 

シアターワークでは、動的瞑想で自分の内側に入り込んでいった後、映画やドラマの俳優さんたちのように、自分の中に役割や設定を入れていきます。

 

すると、普段の自分で生きている分には引き出されなかった“感情”が出てくることがあるのです。

 

例えば極端な話、男性として生きている人がワークで女性という役割を入れると、本当に女性としての自分が、感情ごと、身体ごと目覚めていく。いつも穏やかな人が、気性の荒い人の役割を入れると、その怒りの感情が本当に身体から起こってきます。

 

細かな台本や脚本があるわけではないのですが、おおよその筋を立てて、何人かにいくつかの役割を入れていくと、そこで自ずと物語が始まるのです。

 

つまり、私がここで何が言いたいかというと、【感情は選べる】ということ。コントロールするというより、感情に振り回されないように、自分で自分が心地よい状態を選びとっていく。

 

私たちが普段感じている【感情】は、「自分という役割を担った自分が感じているに過ぎない」とも言えるし、「自分が普段感じていたい感情は、自分が自分にどんな設定を施すかによって選べる」ということ。

 

あなたは、どんな感情を感じながら生きていきたいですか?それにはどんな役割を自分に与えると良いのでしょう?

 

今回は、健康ダイアリーというその響きよりも、かなりディープなものになってしまいました(笑)

 

最近、私自身もそのことをすっかり忘れていたのですが、感情に振り回されそうになった時、自然と自分の中に役割を投入していることに気づいたので書いてみました。

 

感情と健康って、直結している気がしますしね。

 

『シアターワーク』自体、とても奥深く面白いので、書いていたらまたグループワークのファシリテーションをしたくなってきました…!もしご興味ある方いらっしゃれば、グループで開催しますのでお声がけを(笑)

 

では、皆様、よい週末をお過ごしください^^

 

Rie

林 理永 |note

神奈川・葉山にて、「調律」という名前で施術をしています。

- Contents -

ここでは個人的に気になる情報やトピックをお届けします。

#1. VELIA Smart Ring

ウェアラブルヘルスデバイスの中で、スマートリングも人気があり、機能面で比較すると「OuraRing」一択だと言われていますが、デザインは好みが分かれるところですよね。一方、こちらのリングはデザイン面と機能面の部分で、OuraRingを超えるかもしれないと言われています。僕はスマートリングを使用したことがなく、Apple Watchもまだまだ使いこなせていないので購入検討はしていませんが、このデザインは個人的には好みです。

 

#2. 東洋哲学がわかりやすく理解できる、キャッチーな本

宮沢賢治や南方熊楠、出口王仁三郎などの研究や、日本人的霊性論の本を数多く出している鎌田東二さん。この鎌田さんの本が僕は好きでよく読むのですが、そんな鎌田さんが監修をしているのが気になったので読んでみました。

ブッダや老子・荘子、空海などが後世にどのような教えを伝えたかったのかが分かりやすく書かれており、サクサク読めて面白かったです。

こういう読みやすい本がきっかけとなって本が好きになることはよくあることなので、日々忙しくさらっと読みたい方にお勧めです。

 

#3.「チ。ー地球の運動についてー」アニメ放送開始

手塚治虫文化賞のマンガ大賞他、数々の賞を席巻した漫画「チ。」のアニメが放送開始。

「天動説」が絶対的真理だった時代に、異端思想の「地動説」を信じて命を懸けて研究に身を捧げていく物語を描いたこの作品。NHK・Netflix・ABEMAで現在放送中。

これはもう圧倒的に面白いですね。僕はこのアニメを見ている方と対話がしたいです。まだ始まったばかりなので、一緒に毎回を楽しみましょう。漫画の作者である魚豊さんのインタビュー記事も個人的には非常に感銘を受けましたので良かったらこちらもぜひご覧ください。

 

#4.仙台勝山館の「MCTオイルC8-MAX」が今ならお買い得

Amazonプライム感謝祭が現在行われており、当サロンでも取り扱っているMCTオイルの中でも最高品質の「C8オイル」が絶賛セール中です。良質な脂質は心身パフォーマンス向上には必須でして、特に脳はおよそ60%が脂質で構成されていますので、神経伝達細胞の活性には良質な脂質がかかせません。

C8と呼ばれるカプリル酸は体内吸収も素早く、エネルギーにすぐ変換されますので小腹が空いたらとりあえずカプリル酸を飲めば数時間は十分もちますので、集中したい時には飲み物に混ぜて飲むのが超お勧めです。

記憶力向上やダイエットにも最適ですので、朝食代わりにもぜひ。

 

#5.「A24」制作の話題映画「シビル・ウォー」公開中

ここ数年のオスカーで数々の賞を席巻する「A24」が制作する最新映画。

アメリカ内戦を描いたこの映画は、現在かなり話題沸騰中ですね。

先日「ジョーカー」をIMAXで鑑賞した際、音響が素晴らしかったのですが、この作品をIMAXで鑑賞したら臨場感がとてつもない気がします。主人公のジャーナリスト集団の一人が持つカメラがSONYのミラーレス機で、レンズがLeicaのアポズミクロンという組み合わせなのも、現代の今っぽさを感じるし、アメリカ内戦というテーマもなんだか妙にリアルです。

 

さてさて、今回のメールマガジンはここまで。

最後までお読みいただきありがとうございました。

最近は朝のジョギングを始めたこともあってか、金木犀の香りが街を覆っているのがよくわかり、秋の深まりを感じますね。季節の変化を楽しみながら、ちょっとだけ健康を意識しながら互いに日常を過ごしていきましょう。 

 

Have a good weekend!

 

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CS60葉山サロンは曜日担当制で運営しています。

 

坂本 達也 → 水、木、土、日 9:00 - 18:00 ,

火 19:00 - 22:00

 

林 理永  → 月、火、金 9:00 - 18:00

 
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Tatsuya Sakamoto

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