準備作業
ブログにも書きましたが、big the grapeはこの秋に以下のツアーを行います。
9月22日(土)大阪(ワンマン)
9月23日(日)名古屋・今池ハックフィン
NUDGE'EM ALL & big the grape TOURうどんとみかんときびだんご
201811/23 岡山 BLUE BLUES
11/24 高松 TOO NICE
11/25 松山 HOSHIZORA JETT
それに伴ってライブハウスで販売するデモ音源を発売する予定なので、
ただいまレコーディングの準備をしております。
準備のことなんてあえて書く必要はないのでは?と思われそうですが
今回に関しては準備が実に大変で、またそれが面白いので少し書きます。
通常、うちらのようなバンドのレコーディングは
曲を作ってリハーサルスタジオで演奏をしながら、
あーだこーだとアレンジを固めるという準備を行い、
出来上がった楽曲をレコーディングスタジオに入って録音をするものなのですが、
うちのバンドは、ギタリストのマツイさんが地元の石川に帰ってしまっていて
全員で一緒に何日もスタジオに入って録音の前段階まで作りこむという作業が
現実的に難しい状況です。
つまり、今まで簡単に出来ていたこの『準備作業』が出来ないのです。
そんな中で新作を作るということは、
『準備作業』のやり方を考え直さないといけないわけです。
そのやり方次第でレコーディングの方法も根本から考えなければなりません。
これが思ったより大変で、今までの慣れ親しんだ制作の座組みを、
限られた時間や予算、人脈の中で作り直すというのは結構骨の折れる作業なのです。
しかしながら、嘆いていてもレコーディングが進まないので、
こういう時こそ今まで出来なかったことをする良い機会だと前向きに割り切って、
色々なやり方を試してみようと思っています。
例えば、、これまでのアレンジのやり方を変更して、
外部から客観的に音をジャッジできるサウンドプロデューサーを呼んで、
その人を交えてレコーディングの前からかなり作りこんだアレンジにしてみるとか、、
色々なタイプのサポートのミュージシャンを呼んで
ギター・ベース・ドラム以外の音をたくさん入れてみるとか、、
録音の方法自体も変えてこれまでの音像とは違う作品作りにチャレンジしてみるとか、、
こういう機会だからこそ、色々試してみるのが良いのかもしれません。
そして、そんな今までのやり方ではないやり方で作る新しい作品は
自分の想像を遥かに超えた良いものになるのかも・・・と
妄想するとなんだか面白くてワクワクもしてきます。
ずっとバンドをやってきたので、
昔ながらのバンドの形態は好きだし、良いところもたくさんあると思っていますし、
ぼく自身もそこにとらわれているところはおおいにありますが、
メンバーが離れて活動しているバンドは、こういうことをしないと
前に進んでいかないのかなぁという気もします。
出来上がった作品は、ひょっとしたらみなさんがbig the grapeに期待していた
バンド感とか音像が思っていたものと違うものになるかもしれませんが
ぼくはこのバンドをずっと同じ曲を同じアレンジで、
ただただ暇なときに集まってライブをするバンドにはしたくないので
ある意味、こういう変化はしかたないのかなぁと思います。
というわけで、続きはまたご報告しますね。
といいつつも、やってみてどう考えてもうまくいかなかった場合は
また考えなきゃならなんだけどね・・・。