英語コラム<大人も子供も英語学習!> by Kyoko
皆さんももう知っているかと思いますが、私の趣味はずばり、言語習得です。皆さんに英語を教えているとき面白くて内心ウホウホワクワクしてしまっています。今までは広く浅く学んでとても楽しかったのですが、最近はもっと深く学びたいという欲求が出てきたという言い訳をしながら新しい言語はサボっている私です。
効率の良い英語学習と文法
結論から言うと、勉強というのは「急がば回れ」。特に言語においては「暗記、暗記、練習、練習、5万回練習!」みたいなスポ根的なのが一番効果があり、効率の良い学び方というのはあまりないのですが、普通の世界中の一般的な学校教育の英語(言語)教育はやはり効率の良くないところがあります。しかしながら特に英語と言語的に共通点がほぼない日本語を母語とする皆さんは、なるべく回り道をしないで学びたいものです。
4技能(読む書く聞く話す)のバランスの良い練習
文法に偏った教育、会話教育が足りないなどとの声を数十年前からよく聞きますね。だから日本人は話せるようにならないのだと。
英語学習のまず1番のポイントはタイトルにあるように「読む書く聞く話す」の4つの技能をバランスよく学ぶことが大事なのです。インプットをたくさんした後は、アウトプットをきちんとする。日本の教育では圧倒的に「書くと話す」のアウトプットのプロセスが少ないのです。考えてみてください。皆さんが学生だった時、クラスでスピーチをする、あるいはまとまった長さの、A4サイズを1枚くらいの英語のエッセイを書いたことがあったでしょうか?ほとんどないのではないでしょうか。
自分の言いたいことをしっかりアウトプットしていくことで効率よく英語を定着させることができるのです。
どんな練習が効果的?
子供に対しては勉強と同時に、発表する、文を書くなどで学習しながら進めていけば良いです。会話ばかりに偏るのは本当に時間がもったいないです。アウトプットのために大量のインプットが必要です。英語の本を読む、ビデオを見る、日本語ではなく英語でゲームをするなども楽しく学習できる一つの手段ではないでしょうか?
もう大人になった人は、文法の認識を新たにするとともに、学んだことを使ってみましょう。事前に言おうと思っていることをメモなどに書いて準備して暗記し、発話することを心がけるようにするとが大事です。これは間違ってるとかはあまり気にしすぎる必要はありません。間違っててもとりあえずやってみる度胸と図々しさ※がポイントです。「ええい、旅の恥はかき捨てじゃ!」という精神が大事です。
※私は時々ちょっと仲の良い人なら「ねえ今のもう一回言ってもらえるかな?」とおもむろに携帯を取り出し、メモを取ったり録音したり、ついでにスペルを聞いちゃったりもします笑
文法はルール、それは動く歩道。
学生時代は文法ばかりで話せるようにならなかった・・というのはもう聞き飽きるくらいよく聞く文脈ですね。それは嘘です。そんなことないです。
文法はスポーツに例えるならルールです。ルールを知らなければ戦うことはできません。適当ではゲームが楽しくないですから、これはもう一番大事な勉強項目の一つです。これは最低限絶対にやらなければいけないものなのです。そしてこの勉強が1番の近道。これをちゃんとやったら動く歩道に乗って歩くようなものです。スイスイスイです。
大人の皆さんはとてもよく勉強してあって文法もよく知っています。日本の英語教育に感謝。英語マスターまでもう後少しです!
英語には日本語にはない時制がたくさんあります。過去完了、現在完了、さまざまな仮定法、突き詰めていうなら、日本語には未来形もないので時に対する認識が日本語だけでは本当に弱いのです。
英文法は皆さんの今生きてる人生の今起こっていることへの認識さえ変えてくれるかもしれません。今まで気づかなかったおぼろげだった認知をハッキリくっきりさせてくれる英語の文法学習はもしかしたら日々の生活に面白い気づきを与えてくれるきっかけになるかもしれません。