マナビダネたより 第11号

 2023年 6月16日(金)発行 

このメールは特定非営利活動法人マナビダネの会員の皆さまと、マナビダネのスタッフと名刺交換などをさせていただいた方へお送りしております。

月1度、毎月15日ころの発行予定です。

特定非営利活動法人 マナビダネ メールマガジン2023年 6月  第11号

 

ーーーー目次ーーー  

 

  1. 代表のつぶやき        

  2. 5月15日以降の活動報    

  3. 今後の活動         

  1. 理事リレーエッセイ(山下)

  2. マナビダネサポーター募集中

  3. 編集後記         

1 代表のつぶやき

 「学び」と「勉強」の違いって、意識されていますか?

 

最近、大学生の娘の卒業論文作成を手伝っているのですが、【言葉の定義】の大切さを、言葉を大事に使う娘から教えてもらっています。

 

言わずもがなでしょうが、私が使う言葉は多くは曖昧です。
「うどんとそばを言い間違える」等のボケをしてしまうのも誤字がたくさんあるのも、言葉をイメージでぼんやり把握して使っているからこそなのでしょう。

 

「学び」と「勉強」もなんとなくで使い分けていましたが、マナビダネの活動をはじめてからは、両者の違いについては意識して使い分けています。

●「学び」とは体験から自ら気づいたり習得したりすること全般

●「勉強」とは読んだり書いたり計算したりのスキル習得のための作業だと、今の私は捉えています。

みなさんは、どうでしょう?

 

そして、幣法人では、

「学ぶ」ことは【いろいろダネ】という週二回の活動を通じて、

「勉強する」ことは【いろいろダネ+】という月曜日の活動で得られることを目的にしています。

 

また、これらの活動は、子どもが主体的に取り組むことを最も大事に考えています。

勉強することは、多くの子どもたちにとっては楽しいことではないようです。

 

それを、【いろいろダネ+】や【マイプラン学習】という活動で、「主体的にやってみよう!」提案されるのですから、子どもたちは「どうすればいいの?!」とか「できない!」「やりない!」と感じている子もいそうです。

 

大人の私だって、勉強は正直嫌いです。

楽して痩せたいのと同じで、ある朝起きたら英語が話せるようになっていたいとか思うタイプです。

ですが、努力して得られることの歓びも幾度となく体験しているため、目的達成のための努力は嫌いではないです。

 

4月に高校生になった娘は、高校受験のために中3になってから小学校の勉強からやり直しをしました。

「ドリルってわかると楽しいんだね~」と言い出してからのは、勉強の苦行感は減ったようですし、将来への夢を現実的に語るようになってきました。発達課題も関係しているので、きっとずっとできないこともありますが、高校生になった彼女は、学校の授業の大半を心から楽しんでいるようで、面白かった授業の話をしてくれています。

 

「わかる楽しい」「できるって嬉しい」を積み重ねていくことで、面倒なことや難しいことに取り組む心が育まれていくのでしょう。

 

この勉強すること楽しさを体感できる場づくりのための勉強を、私も率先して行っていこうと思います。

子どもの学校外の学びにご興味のある方は、ぜひ6月25日の講座にお越しください。

一緒に「不登校の子どもたちの学びや勉強」についても語りましょう。

https://manabidane20230625.peatix.com/

  

(マナビダネ代表 どばし)
 

2  5月15日以降の活動報告

【カプラ】

 カプラがいろダネにやってきました!

 カプラってご存じですか?フランス生まれの同じ大きさの板状の積み木です。

 

 置くときの緊張感。少し崩れた時の「あ!」という思い。「崩れなくてよかった!」とほっとする思い。そんなドキドキを一緒に作っている仲間と共有し、一つ一つ積み上げていきます。シンプルな積み木だからこそ、夢中になるようです。

 そして、作品が出来上がったあとは、一緒に作った子と少し仲良くなれる魔法の積み木です。

 

【駄菓子屋さん】

 地域の中にある駄菓子屋さんに、みんなでお買い物に行きました。

 大人でもワクワクしてしまう店内には、沢山の駄菓子がありました。

 ミーティングで決めた金額500円(リッチですよね?!)ぴったりを目指し、小学生は計算機をもち、中学生は暗算で買い物に挑みました。

 [計算する][沢山の駄菓子の中から自分で選ぶ][見たことがない駄菓子の味を想像する][お店の人とコミュニケーションする]等、沢山の学びの機会となりました。

 そして、[友達と一緒に駄菓子屋さんに行って買い物をする]という素敵な思い出も追加です♪

 

【流しそうめん】

 施設の方のご厚意で竹を頂き、竹を割り、整え、流しそうめんを行いました!

 準備には消極的だった子どもたちも(笑)、食べることには積極的。

 そうめんのほかにも、サクランボやグミなども流れ、笑顔いっぱいおなかもいっぱいな活動となり ました。

 来月に、再度流しそうめんをやる予定。

 興味のある方、[いろダネ流しそうめん]にいらっしゃいませんか?

4 7月の活動 

【いろいろダネの活動】

  

★7月の活動

・7月3日(月)いろいろダネ+(学習支援の場)

・7月4日(火)博物館見学

・7月6日(木)第二回!流しそうめん☆保護者会

・7月10日(月)いろいろダネ+(学習支援の場)

・7月11日(火)マイクラ部オンライン

・7月13日(木)パンを買いに行こう! 

・7月20日(木)一学期終わりの会☆クッキング

・7月21日(金)マイクラで夏祭り

・7月27日(木)マイクラ部オンライン

 

 

★8月の活動

8月は夏休みです。

 

【部活動】

・マイクラ部 7月11日(火)7月27日(木)@オンライン 

・7月21日(金)マイクラ夏祭り

       

 LINE公式でもご案内しています。

ご登録がまだの方は、ぜひ友達追加をしてください。

https://lin.ee/apx2Gs5

4 マナビダネ理事のリレーエッセイ 10

山下

  先日、A君が「水アレルギーってあるんだって」と話題にしたことから、「お米アレルギーの子がいたよ」「友達は卵アレルギー」「実は私、キウイアレルギーなんだよ」などと話が広がりました。

すると「僕、人アレルギーだった。人が嫌だったし怖かった」とB君が言いました。

「え?人アレルギー?今も?」と聞くと、「今は大丈夫だと思う。」とB君。

「なんで大丈夫になったの?」とさらに尋ねると、「ん-。分かんない。」と笑っていました。

 

 不登校になったばかりの頃のB君は家から出ようとせず、時々外に出ても同年代の子がいると隠れていたそうです。

 しかし、その頃夢中だったプログラミングをお兄さんに教えてもらったり、教頭先生と将棋をしたり、おもしろいSTの先生と【不思議だと思うこと】について沢山おしゃべりをしたり・・・やがて、学校の友達とゲームで遊ぶようになり、いろダネにも通い、仲間といろいろな経験を共に楽しむようになりました。今では、いろダネの他にも同年代が集まる市の適応指導教室や塾にも通っています。

 

 人アレルギーだったB君、人が怖くなくなったのは、大好きなことで人と関わり、少しずつ大好きな人が増えていったから。そしてその大好きな人たちから[大丈夫]というお守りを沢山もらったからではないでしょうか。

 

 家にいてもパソコンを使って学べる時代に、あえて外に出て人に出会うことが、心を豊かにしていくのではないかとB君の姿を見て思います。

 

 いろダネが、外に出て人に出会い学ぶ場所の一つになれると嬉しいです。

 

5 マナビダネサポーター募集中

活動を支えてくださるボランティアの方を募集しています。

また、継続活動が行えるための、ご寄付をお願いしております。

 

【ボランティア募集中】

 

子どものたちのための活動を共にしていただけるお仲間を募集しています。

  プライスレスな経験や感情が味わたり、子どもと共に大人も成長していける活動であると思います。

 

ご興味のある方は、ぜひご連絡ください。

見学参加も大歓迎です。

 

 募集しているボランティア内容 

・火曜日・木曜日の活動補助

・マインクラフト部の運営とサポート

・学習支援ができる方

・簡単な経理ができる方

 

大人の方は無償ボランティアをお願いしています。学生さんには交通費をお支払いします。

 

詳細は、こちらでご確認ください。

ボランティアの方へお願いしていることは、こちらでご確認いただけます。

 

 
応募フォーム
 

【ご寄付のお願い】

 

不登校の子をもつ親、特に母親は、自身の働き方を変えざるを得ない状況になることが多いです。

 1人での留守番が難しい低学年の時期に不登校になることで、離職や転職をする保護者の方も少なくありません。加えて、家庭の母子家庭などが少なくないこともわかりました。

 

一方で、不登校の子どもがいる家庭は、フリースクールや、学校代わりに塾や習い事に通わせるなどの支出が増えます。

 

 つまり、予想外の教育費が発生するのに働けなくなるという状況に追い込まれてる、学校外の学び場に行かせたいけどお金が払えない、ということが「不登校家庭」の抱える大きな問題の一つです。

 

子どもは社会の宝です。未来の支え手になる子どもたちのために、私たちの活動を支える仲間になっていただければとてもうれしいです。

 

 
活動の紹介サイト

6 編集後記

 施設の都合で外での活動が多かったいろいろダネ。

  外に出ると、「こんなところにヨモギがある!」「ここってこんなお店があったんだね」など、

普段見ない景色を見ることができます。(お相撲さんのまわしが干してある、というあまり見ることのできない光景もありました!)

 子どもたちと様々な風景を一緒に見ることができ、なんだか幸せです♪

 これからも、いろんな発見を楽しみたいと思います。

 

                                   (山下)

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