1月ぶりのメルマガになります。
みなさまお元気ですか?
二学期の「いろダネ」では、月のテーマごとに個々の探求が深まるキッカケになりそうな遊びをしています。
この「キッカケ」になる体験は、子どもたちの「やってみたい!」を実際にやってみよう!を実現する形で企画・運営していますが、そうそう「やりたい!」もないようなので、半分は大人の企画が入ってきたりします。
このスタイルにして1か月半を過ぎたところですが、「子どものやりたい!」の有る無しが活動の充実度に非常に反映することを体感しているところです。
今のところ全ての活動は、大人が細かい調整をして実施します。
それなのに、子どもたちの「やりたい!」が入っているものと、大人発案の活動で、どうしてこんなに差があるんだろうか?と、活動の振り返りをしたほどでした。
客観的にみたら、「本当に楽しかったときの顔と、ほどほどに楽しかった時の顔は違う」というくらいの差なので何の問題にもならないことですが、この違いを問えることが、主体性を伸ばしたいと思って関わるものとしては大事なのだと思いました。
私たちの活動は、子どもたちに楽しい!だけを提供するものではありません。
「楽しくない」や「自分はこれが好きじゃない」を知ることも大事な学びです。
それなのに…。
さまざまな実体験を通じて知った「好き・嫌い」が主体性の根っこになると思っているのに、ついつい、「どうせなら楽しい方がいいんじゃないか?」という、「大人の良かれ」と言われる気持ちをすぐに抱く自分を自覚しました。
子どものやりたい!を超えた内容には、余計なお世話や、親切の押し売りになるのだろうと反省しました。
子どもたちは「楽しい!」や「好き!」から、
もっと知りたい、ちゃんと知りたい…という気持ちを持つようになると、自ら調べたり、試行錯誤をし始めます。
また、探求の深まりは、次の「これしたい」につながり、そのお子さんの「学びのタネ」発見につながっていくのだと思います。
この9月で、本格的な活動をはじめて丸1年が経ちました。
まだまだヨチヨチ歩きの団体ですが、子どもたちと共育しあいながら、成長していこうと思います。
今度とも応援よろしくお願いします。
代表 土橋