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こんにちは。ドッグトレーナーの鎌田奈美です。
今回は、他の仲間とはカラーがかなり違うメルマガになります。
今月のアドバイスとかではなく、わたしのトレーナーとしての心構えの基本部分をつらつらと書きました。
少々長いですが、お付き合いいただけたらとても嬉しいです。
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じーっとまっすぐに見つめる瞳。
その澄み切った瞳には、何の汚れも邪心のかけらもなく、無垢。
これが人間からだったら、小っ恥ずかしくなって、思わず視線を逸らしてしまったり、自分の中の邪心を見抜かれたんじゃないか!と心配になってしまうのは、私だけではないと思います。
これが、我がパートナー犬からだと、連れ合って12年も経っているのに、「私たち、分かり合えてて心から繋がってる!」とニマニマしてしまうのです。
はい、これを読まれている皆様が呆れる前に、自分で自分に呆れてます。
目は口ほどにものを言う、と、よくお説教の時にばあちゃんに言われました。
人間についていえば、さすが、ことわざになる程の言い回し。その通り!私たちは無意識のうちに、自分の内面を瞳で表現していることが多々あります。
では、愛犬たちは、というと、やはり犬も目で自分の感情を訴えてくることが多々あります。
しかしながら、犬たちが訴えようとすることへの解釈。果たして正解なのかどうか?
その確率は、自分とその犬との関係性が遠くなれば遠くなるほど、きちんと学ばなければ、正解率は比例して低くなっていきます。
そもそも、イヌ社会では、相手の目をじっと見るというのは、相手から見ると、「もしもーし、喧嘩売っちゃったりしてます?」です。そこで目を逸らせずに見つめ返し続けてしまうのは、「売られた喧嘩、きっちり買わせていただきます」のお返事です。
自分の愛犬の場合、ハートマークが浮かんでいるんじゃないか、と思うような瞳や、何かをしてほしいという瞳の中にある犬の言葉の意味は、飼い主が一番正しく理解していることがほとんどです。
ただ、残念なのは、特に犬がして欲しくないことをした時に、犬を嗜めたリ正そうとして、「めっ!」と怒った目をして犬の瞳を見つめたときによく言われること。
犬が、カラダを小さくしして、おでこにシワが寄るほどの上目使いでこちらを見たりすると「ね!自分したことがわかるから、反省してるのよ!」
残念!不正解です。
もし反省し、後悔して謝るためにそのポーズを取るならば、なぜ同じ過ちを繰り返すのか?
犬の頭には、反省する、とか、困らせてやろう思った、というような複雑な感情はありません。焼き餅を焼く、も、人間による、いわば誤訳です
何故か?
仕方がないんです。犬と人間は全く違う種であり、体だけでなく、脳の構造も違うのです。
では何故反省しているように見えるのか?
「いやいやーその喧嘩は買いません、僕の方が弱いですから、僕からは危害は決して出しません、だから怖いから威嚇するのはもうやめてください」であり、「ママの3万もする大切なスカーフを破ってごめんなさい、反省してます」では決してありません。
そもそもーお金の価値や物の価値観は人間社会の中でのみ成立しており、
ダイヤがいかに綺麗で高いか、なんてことは、人 犬や猫やカラスにはどうでもよいことで、彼らには、ダイヤよりも肉の大きさのほうが大問題だということを、普段私たちはきちんと理解しています。
それなのに、特に愛犬と自分との関係性の中で、自分が主に立つと、愛犬の頭の構造が、ハリウッドのSF映画のように、突然ニンゲンモードの脳に変異したかのように、犬の状態を自分に都合よく翻訳したり、人間特有の感情を当てはめて超訳したりしがちです。
そして、この愛犬への愛という名の甘えが、時してその子がとんでもない問題行動に走るきっかけとなったりすることもあるのです。
犬は人間とは異なる種であるということを素直に受け止め、それでもこの異なる種が、何の違和感もなく共生できる素晴らしさを互いに十分楽しめること、これこそが犬と暮らす醍醐味だと思っています。
隣で我がパートナー犬がわたしを見つめています。
「はやく散歩に行こうよ!」と。多分、間違いないヨミです。
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