武道和良久活動報告

賛助会員の皆さまには、日頃よりNPO武道和良久の活動をご支援くださいまして心より御礼申し上げます。2020年の春以降、予期せぬ出来事の連続でしたが、多くの方々のサポートを頂きながら活動を続けることができましたことを、改めて感謝申し上げます。

コロナ禍の今 和良久の精神を生かして稽古に邁進

 新しい生活スタイルと行動規範が求められた2020年。武道和良久の活動も変化を余儀なくされました。毎年恒例の巌流島での奉納行事や合宿も開催がかなわず、逆境の中で改めて稽古の意義を問われた日々でした。

 しかし、逆境は人に努力と知恵を活かす機会を授けてくれます。どんな状況でも諦めず、慎重かつ大胆に稽古を続けて参りました。手洗いやうがい、マスク着用と三密を充分に避けながら、お陰様でコロナ感染者が出ることもなく過ごしております。

 面白いことに、木剣をもって対峙する、その間隔はちょうど「感染を防ぐに望ましい」2メートルほどとなります。常日頃の「適度な間を学ぶ」稽古は、時代を先取りしていたのでしょうか?

オンライン稽古、配信スタート!

 コロナ感染拡大の影響で、各道場での稽古自粛が求められ、また遠方から聖了殿に足を運ぶことも難しくなりました。気持ちが晴れぬ毎日でしたが、聖了殿での稽古風景がオンライン配信されるようになり大いに勇気づけられました。
 webカメラやマイクなどの機材を揃え、試行錯誤しながら、前田先生が毎日のようにカメラに向かわれておられます。リモートではあっても本部道場、聖了殿からの指導が受けられる機会は、コロナ以前よりも大幅増となりました。

 

立冬の琵琶湖巡拝奉納行事

 天照大神と須佐之男命の最大限の霊力が放たれる「立冬」の日は、武道和良久の恒例行事、琵琶湖畔を廻っての奉納の日です。自粛の懸念もありましたが、お陰様で無事に執り行うことができました。

 朝8時に彦根の多賀大社に集合し、伊香具神社、竹生島へとフェリーで渡り都久夫須磨神社、そして日吉大社、最後は近江八幡の水茎聖道場において祭典を執行。一日をかけて琵琶湖を一周するという、まさに”火水(カミ)つまります”日でした。 
 朝からの雨模様でありながら、参拝の間は雨が上がり、移動中に雨が降り、まさにお清めのご加護を頂いた思いでした。奥琵琶湖の紅葉や菊の花、霧にけぶる琵琶湖の美しさに見惚れながら、清らかな御神気を心身に満たして参りました。

剣授与式

 コロナ禍にもかかわらず、新しく入門される方が続いているのも嬉しい驚きです。春に入会され熱心にワラクを稽古されてきた二名の稽古人さんが、11月に武道和良久へと進まれ、聖了殿にて剣の授与式が行われました。
 オンラインでの稽古が始まってから、これまで入門をためらっておられた遠隔地の方が入会されるようになったこともコロナ禍の嬉しい副産物です。

「全日本ワラク選手権大会」試験的に開催!
 

「人を傷つけず 人に傷つけられず 人も良く われも良し」
NPO武道和良久の設立精神を体現する「世界唯一の戦わない武道」のトーナメント試合が立冬の翌日に開催されました。

 6歳の小学生から80歳のご婦人を含めた27名の選手が参加し、決勝に進んだのは、お孫さんと共に参加した大阪道場の岩崎誠子選手と、最年少の若手本部指導員、高橋典生選手。接戦の結果、栄冠は岩崎選手の上に輝き、本大会会長である、出口鯉太郎理事から賞品が授与されました。

 年齢や性別、体力や稽古歴の垣根なく、同じ土俵で真摯に向き合う事ができる、実にワラクらしい対戦でした。皆の心に強く印象を残したのが、稽古の成果をいかんなく発揮した少年部の立派な姿でした。

◆ワラクを稽古してみませんか?!

オンライン稽古が始まってから、新しく入門される方が増えております。近くに道場が無い方もリモートなら参加できる! と意を決して入会くださっています。稽古はYouTubeでライブ動画を配信しておりますが、1週間ほどは随時視聴可能にしておりますので、お仕事でお忙しい方にも好評です。稽古の他、前田先生の言霊講座、WEB限定の初心者向けの稽古など、多彩なメニューとなっております。

 

◆2020年から新たに始まった聖了殿での「新春特別講座」。1月26日「武道の起源と目的」をテーマに開催され、その後も毎回大勢にお集まり頂きましたが、新型コロナウィルスの影響で残念ながら一時休止となっております。一日も早くこの混乱が収束し、みなさまに再び聖了殿にお越し頂ける日を待ち望んでおります。

◆どうぞお健やかに新年をお迎えくださいませ◆

聖了殿:hajimeteno.waraku@gmail.com 

京都府亀岡市中矢田町岸ノ上32聖了殿

www.walaku.com  
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