2024年2月のニュースレター

2月です。北海道(ほっかいどう)・札幌(さっぽろ)は
今、雪まつり開幕の直前で雪像造りの真っ最中です。

高さ10mを超す大雪像を見に、世界中から旅行者がやって来ます。

 

大雪像づくりは建設工事のようです。

足場(あしば)を組んで、縮尺(しゅくしゃく)模型(もけい)を

参考にしながら、少しずつつくっていきます。

大雪像はほとんど自衛隊員がつくっています。

 

今月は、最終土曜夜の茶話コンにいつも来てくれている学習者が

札幌に遊びに来ています。

一緒に居酒屋やサッポロビール園に行く予定です。

来月のニュースレターではその様子をお伝えできると思います。

みなさんも札幌に来るときはぜひ教えてください

今月のチャットルームはひとつだけ

英語で教えていたチャットルームは今月からしばらくお休みします。通っていた方、ごめんなさい。

 

●「Easy Japanese for travelers」

くわもんの英語サポートがつく茶話会は、調整のためお休みになります。

Monthly Zoom chat room “Easy Japanese for travelers” by Kuwamon will be closed for a while for adjustment.

 

●旅の部屋

旅がテーマの茶話会チャットルーム「旅の部屋」は隔月なので、2月はありません。

第2回は3月28日(木)午後9時からで、テーマは「スイス」。一昨年スイスを旅行したなつおが進行役を務めます。予約不要。時間になったら入室してください。

 

●茶話(さわ)コン

毎月最終土曜、午後11時(23:00 JST)からは、oViceで90分間みっちりじっくり話せるTSURU⌘の茶話コンです。#26は2月24日(土)。予約不要。時間になったら入室してください。

1月は北海道の冬山登山の話をしました。初心者・ソロ・ガイドなし・装備現地購入では「最悪、死にます」と忠告しました。雪山を舐めてはいけません。

 

●作文の添削

日本語の作文を送ってください。添削して返送します。

2月の予定

「やさしいにほんご」でニュース

[北海道新聞 Yahoo!JAPAN ニュース]2024/01/14

雪像製作のコツ学ぶ 雪まつりに向け札幌で講習会

せつぞう せいさく の こつ まなぶ

ゆきまつり に むけ さっぽろ で こうしゅう

 

このニュースを「やさしいにほんご」にしました。

「さっぽろ雪(ゆき)まつり」が2月(にがつ)4日(よっか)から始(はじ)まります。雪(ゆき)まつりでは、とても大(おお)きな雪像(せつぞう)が有名(ゆうめい)です。

大(おお)きな雪像(せつぞう)を作(つく)りたい人(ひと)が、104人(ひゃくよにん)集(あつ)まりました。手伝(てつだ)いのために、作(つく)り方(かた)教室(きょうしつ)が13日(じゅうさんにち)にありました。大通公園(おおどおりこうえん)で29人(にじゅうきゅうにん)が、勉強(べんきょう)しました。

 

手伝(てつだ)いたい人(ひと)たちは、大通公園(おおどおりこうえん)の7丁目(ななちょうめ)でドイツのノイシュバンシュタイン城(じょう)の雪像(せつぞう)をつくります。10丁目(ちょうめ)では北海道(ほっかいどう)ボールパークFビレッジ雪像(せつぞう)をつくります。

7丁目と10丁目で、先生(せんせい)は雪像(せつぞう)づくりを教(おし)えました。道具(どうぐ)を使(つか)いました。ノミのような「ケレン棒(ぼう)」です。彫(ほ)る練習(れんしゅう)をしました。手(て)や木(き)の棒(ぼう)も使いました。きれいに壁(かべ)をつくる練習(れんしゅう)もしました。

 

【今月の豆知識】大雪像(だいせつぞう)

さっぽろ雪まつりで見ることのできるたくさんの雪像は、陸上自衛隊をはじめ、民間団体や市民、国際雪像コンクールの外国人参加者などが製作しています。

名物はなんといっても高さ10m以上、幅も20mを超す巨大な大雪像です。製作に専門性が要求されるので、陸上自衛隊のさっぽろ雪まつり協力団なしではできません。前年の9月ごろから準備を開始し、どんな雪像をつくるかを決め、資料を集めて雪像の縮尺模型をつくり、設計や資材の調達などを進めます。

大通会場では12月下旬に枠を組み、1月上旬に枠の中に雪を詰めて固め、1月中旬に枠をはずして荒削りを行います。最後に、細部の彫刻や化粧雪で表面をきれいに仕上げ、足場を解体し点検を終えたら完成です。
 

※左の画像をクリックすると、「公式ガイドブック」のPDFファイルが開きます。 
 

 

●参考情報

・さっぽろ雪まつり公式サイト

ファシリさんのエッセイ

ある地元民の雪まつり @TSURU⌘

今月4日から第74回さっぽろ雪まつりが開幕になります。

札幌生まれ・札幌育ちの私は、子どものころから何回も雪まつりを見ているので、大人になってからはもう興味を失っていました。

さらに、開催期間中はハンパない数の観光客が押し寄せて、交通渋滞が起きたり、激混みの飲食店に入れなかったりするので、正直なところ「早く終ってくれ」と苦々しく思っていて、雪まつりは生活の邪魔をするものになっていました。

 

ところで、私は何かをつくることが好きです。仕事では文章や印刷物をつくり、仕事でなくても印刷物やウェブサイトをつくり、プランターではハーブを育て、余暇を楽しむゲームの中でさえ野菜や建物や機械(マインクラフトとかゼルダとか)をつくっています。このニュースレターも義務ではなく好きでつくっています。

ものづくり好きの人たちが生み出す作品も好きで、イベントに行っては同人誌やハンドクラフトなどを買ったりしています。

 

ある時ふと、「雪まつりってものづくりだよな……」と思い出しました。

きっかけは去年のテレビニュースです。大雪像を作っている自衛隊員が取り上げられました。彼らは業務として(無償で)雪像をつくっているのですが、その技術は職人の域に達しています。そして、ものをつくる人特有の目の輝きがありました。

 

実は学生の時、陸上自衛隊の雪像制作隊の手伝いをしたことがあります。19歳のバリバリの若者にとっても寒い中での力仕事はそこそこしんどく、参加が学校からの強制だったこともあってまったく気乗りしないまま終わってしまいました。

クラスの仲間と市民雪像もつくりましたが、これも同じく学校の指示だったので自発性ゼロ。とてもヘタクソで恥ずかしく、次に続くこともありませんでした。

せっかくの降って湧いたチャンスをもっと生かして、雪像づくりを楽しめばよかったと、今さらながら後悔しています。

 

雪が大量に積もるから雪像がつくれます。国際的なイベントになったから、たくさんの人に見てもらえます。見てもらえるから、製作に気合いが入ります。そんな力のこもった作品を地元民は気軽に見に行けます。

こんな恵まれた環境は札幌ならでは。それを楽しまないのはちょっともったいない気がしてきました。邪魔者扱いしてごめんね、雪まつり。

 

今年は、3年に1度のトリエンナーレ「札幌国際芸術祭 SIAF2024」が雪まつりを含む会期で開催中。雪まつりド真ん中の大通2丁目も会場になっていて、2024年冬の札幌では雪像はもちろん多彩なアートも満喫できそうです。

ファシリさんたち

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