わくわく商品開発のススメ
「消費者が喜ぶ商品が思い浮かんで、担当者がわくわくする商品開発」
あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。
メルマガを始めて1年たちました。わくわく商品開発の役にたてばうれしいです。今年も、わくわくしながら仕事をしましょう。
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わくわく商品開発研究所 (wakuwakuken.com)
★ミニ商品開発物語
「濡れた手で使えるメイク落としジェル」①
1992年に濡れた手で使えるメイク落としジェルを発売しました。それまでジェルタイプのメイク落としは濡れた手で使えませんでした。この商品は狙って生まれた商品ではありませんでした。泡立つメイク落としという商品があって、夏のメイクが落ちないという課題があったので、研究に改良の依頼をしました。そうしたら、数ヶ月して、研究の担当者から、泡立たないけど夏のメイクがよく落ちる技術があるというプレゼンをうけました。泡立つメイク落としの改良を依頼して、平然と、泡立たないメイク落としを返す研究って、どうなんだろうと思いました。しかも、液性はさらさらしていて、手に取ると、指の間から落ちます。この液性はちょっと使いにくいというと、粘度は上げられるということで、ジェル状にして、とりあえず製品の受入性を確認するということで始めました。こんなことが起きることが大事ですね。
★商品コンセプト作りのコツ
①場面を変えて考える
②カテゴリーを変えて考える
③過去の商品分析をする
④消費者の行動をなぜなぜなぜと考える
⑤商品のタイプを間違えない
⑥NGスペックはカテゴリーを変えると活きる
⑦0.3歩先のコンセプト
⑧街の変化を感じる
⑨製品と商品の違いを理解する
⑩ニーズを提案する
⑪そのカテゴリーの欠点から考える
⑫言葉を深く考える
⑬欲望を叶える要素を考える
⑭機能・性能を価値に変換する
⑮新しさ、差別化にこだわる
⑧製品と商品の違いを理解する
よく、製品と商品は同じように扱われていると思いますが、区別して使うといいと思います。商品は、製品に特長の説明、デザインなど商品コンセプトを表現した消費者が買うものです。製品は、機能だけで、特徴の説明やデザインがないものです。スキンケア品などでは、印刷のない無地の容器に中身をいれて調査をすることがあります。これを「製品調査」と言います。泡立ち、しっとり感などの中身の性能を確認する調査です。この調査で性能が確認出来たら、コンセプト付き製品テストをして、中身の良さをさらに強める情報を情報になっているのかを確認します。そして、デザイン、商品の名前、広告などをつけて商品となっていきます。「中身がいい商品なのに売れない」ということがよく言われますが、これは、製品を売っているのであった、商品を売っていないことが多いです。商品は、ターゲットの人に対して、買いたくなる情報を提供しないといけません。中身の良さを性能だけ情報として発信しても、消費者は自分にとって何が嬉しいのか?がピンとこないことがあります。商品は、それを消費者に分かりやすく魅力的にわかるようになったものなのです。例えば、洗顔料をチューブに入れて何も書かないで渡すと、消費者はどんなカテゴリーかさえわからないの洗顔に使うかさえわかりません。その商品が。くすみをとる洗顔料だとしたら、くすみが取れそうなデザイン、なぜくすみが取れるのかのメカニズム、どんな人が使えばいいのかなどの情報をチューブに印刷してはじめて商品になります。製品開発は、当たり前に大事ですが、消費者が喜ぶ情報を発信する商品開発をしましょう。
★個別のセミナー、コーチング、コンサルティングをします。
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・わくわく商品開発を身に着けたい
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忽那公範 「わくわく商品開発研究所」
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