マナビダネたより 第8号

 2023年 3月23日(木) 発行 

このメールは特定非営利活動法人マナビダネの会員の皆さまと、マナビダネのスタッフと名刺交換などをさせていただいた方へお送りしております。

月1度、毎月15日ころの発行予定です。

 

3月号の発行が大変遅くなりすみません…。

特定非営利活動法人 マナビダネ メールマガジン2023年 3月  第8号

 

ーーーー目次ーーー  

 

  1. 代表のつぶやき        

  2. 2月15日以降の活動報    

  3. 今後の活動         

  1. 理事リレーエッセイ(栗本理事)

  2. マナビダネサポーター募集中

  3. 編集後記         

1 代表のつぶやき

3月15日、マナビダネの利用会員1号になる娘が中学を卒業しました。


新しい進路に希望を膨らませる反面、もやっとすることが多い卒業式でした。

2年以上ほぼ学校に行っていない子の卒業に際して、「いったい何を卒業したんだろうか?」と、私の頭の中では、昔はやった「卒業」という曲がリピートしていました。

 

娘は、彼女自身の希望で、「卒業式にはいかない」という選択をしました。

この選択については、学校との意見の相違がありました。

結局、娘が悩んで決めたことを尊重したい私が、強行突破する形で、校長室で行われた卒業式には私のみが参加してきました。

 

この出来事は、嫌な出来事のように見えます。

しかし、娘は、卒業式のことを通じても、いろいろなことを学んでいました。

「自分がちゃんと考えて決めたことは意思を通していい」ということと、

いろいろな人(大人)に相談することも体験していました。

 

「卒業式にでないなんて…」と思われる方もおられるとは思いますが、私は娘の行動の後押しができたことを幸せに思います。

 

また、マナビダネの活動を通じて出会った方々との関わりは、彼女の人生の宝ものとなりました。

学校にいっていても別の宝物をみつけられたとは思いますが、「学校に行っていたら出会えなかった宝もの」と娘自身は言っています。

 

春から娘は、県立高校の1年生になります。

いろんな方に育ててもらった成果だと親子で思っています。

 代表としても、法人設立1年目の終わりを「公立受験の合格者がいる」という形で修了することができ、ほっとしています。

 

また、わが子だけでなく、どの子もこの1年ちかくの活動の中で、著しい成長をみせてくれています。

社会に出る前の「子どもの健やかな成長を育む場」として、次年度も楽しい活動をしていきます。

2年目もどうぞよろしくお願い致します。  

 

(マナビダネ代表 どばし)
 

2  2月15日以降の活動報告

【一芸大会】

 K君が企画した一芸大会が開催されました!!

 舞台用意し、有志による一芸披露は、マジック、ヨーヨー、ピアノ・・・

 上の写真は上のコップを回転させて、下のコップに入れる芸(分かります??)

 終わった後に「みんなでやってみよう!」挑戦中の様子です。

 

 「僕さ、人の目が気になって、日中は外とか歩きたくないんだよね」

 「どう思われるかって、すぐ考えちゃう」というK君。

 

  学校では友達がいたらすぐ隠れ、殆ど別室に一人でいたT君。

 

  そんな二人が、舞台の上に立ち、堂々と自分の得意な芸をみんなに見せていました。

  安心できる場と仲間がいれば、こんなにも笑顔で自分の力を発揮できるんだなぁ、と

  嬉しく思ったひとときでした。

  

【アナログゲームを作ろう】

  いろダネキッズは友達とアナログゲームをすることが大好きです。

  「小学生がアナログゲームを発案して売り出したらしい」という話をきき、自分たちも作ろう!

  と〈いろだねカードゲーム〉を作りました♪

 

  自分を表す絵を5枚、カードに描いていきました。(下の写真です↓)

  

  たったこれだけも、このカードでババ抜き、ポーカー、うすのろができます。

  「せーの」で手持ちのカードを一枚出し、どっちが強いかを論破する、という遊び方も

  盛り上がりました!

  仲間の特徴が描かれているカードというだけで、なんだか楽しい。愛おしい。

 

  今後、どんな遊び方を思いつくのか、楽しみです!

 

4 3月の活動 

【いろいろダネの活動】

 

 

★3月の活動

・3月 2日(木)

・3月 6日(月) マイクラ部オンライン

・3月 7日(火)  バザー準備(~18日まで)

・3月 9日(木) 手芸部

・3月 14日(火) 保護者会

・3月 16日(木) たき火

・3月 17日(金) マイクラ部オンライン

・3月 18日(土) いろダネバザー

・3月 23日(木) お祝いの会

・3月 30日(月) 特別企画「いちご狩り」

 

 

★4月の活動

・4月11日(火)

・4月13日(木)

・4月18日(火)

・4月20日(木)

・4月24日(月)いろいろダネ+(学習支援の場)

・4月25日(火)

・4月27日(木)

 

【部活動】

・マイクラ部 3月 6日(月)3月 17日(金)10:00~11:30 @オンライン

・手芸部   3月 9日(木)13:30~15:00 (参加者にご案内します)

 

 

LINE公式でもご案内しています。

ご登録がまだの方は、ぜひ友達追加をしてください。

https://lin.ee/apx2Gs5

4 マナビダネ理事のリレーエッセイ 8

栗本理事

  こんにちは。2周目の栗本奈津です。普段はzoomでカウンセリングをしたり、アルバイト

で色んな業界を探索する活動をしています。

 

 夫の仕事のサポートも私の大切な活動で、からだ育て指導や講座などで神奈川近辺に出向

く時に運転手として同行するのが小田原生活の楽しみになっています。今回はそのひとつ

東京都羽村市のサンフラワークラブに参加させてもらって感じたことをお話しします。

 

 サンフラワークラブは、障害があったり育ちの偏りをもっていたりする卒園生の余暇活動

のために思いを同じくする親御さんや園関係者で運営されている広場です。夫はそこで約

20年、月1回の体操クラブを担当しています。1回に5家族10名ほどの参加でしょうか。

“近所のオジちゃんが体操しにきた”みたいな関係で、皆んなが伸び伸び個性を発揮するので

一見ちっともまとまらないのがここのまとまり。

 私が来てから移動が自由になったので山登り、みかん狩り、デイキャンプ、味噌作りなどの

活動にも夫婦で参加できるようになり、ずいぶん馴染みました。

 メンバーは20代後半の世間的には重度の知的障害とされる方達が主ですが、この2年でも

少しずつ成長されていてハッ✨と嬉しくなります。

 

 ここの場が私はとても好きです。変な特別感がない。人間臭くて温かい。それはこのクラブの

親御さん達の在り方なんだろうなあと感じます。優しいだけじゃなくて必要な時には間髪入れず

ビシッと叱られる。必要な時に必要な分は手を貸して、あとは子ども達の在り方をそのまましっ

かり見守っていらっしゃる。メンバー達は社会の中で自分のできる仕事をして、休みには家族と

一緒や一人でも好きなことを楽しんで、新人さんが参加したら思いやって、してもらったことに

素直に感謝して。私には幸せに生き生きと生きている人に見えます。

 

 『あー。「まなざし」だなあ』と、ある時ふと思いました。親御さん達の「まなざし」がある

から子ども達は堂々と伸び伸びと生きていて、他の人にも世界にも同じような「まなざし」を向

けているんだなあと。今の私の「まなざし」はどうかなあ?誰かや世界に対しての前に、自分に

対してはどうかなあ?

 意識には上りにくいけれど、どんな「まなざし」で見つめられていたかって、根っこのところ

でとっても大きな気がします。私は自分の子どもを育てることはないけれど、いつか誰かにお返

しできるように、自分がもらったものを大切に育んでいきたいと思ったことでした。

 

 サンフラワークラブにご興味を持たれた方は見学などお繋ぎしますので、お気軽に夫にお声かけ

くださいませ。

 

5 マナビダネサポーター募集中

活動を支えてくださるボランティアの方を募集しています。

また、継続活動が行えるための、ご寄付をお願いしております。

 

子どものたちのための活動を共にしていただけるお仲間を募集しています。

 

学校に戻すことを目的にしてないことをご理解いただける方に、ご支援いただきたく存じます。

 

注文が多くて恐縮ですが、来ていただければ、プライスレスな経験や感情が味わたり、子どもと共に大人も成長していける活動であると思います。

ご興味のある方は、ぜひご連絡ください。

見学参加も大歓迎です。

 

 募集しているボランティア内容 

・火曜日・木曜日の活動補助

・実験の日の企画運営

・マインクラフト部の運営とサポート

・学習支援ができる方

・簡単な経理ができる方

 

大人の方は無償ボランティアをお願いしています。学生さんには交通費をお支払いします。

 

詳細は、こちらでご確認ください。

ボランティアの方へお願いしていることは、こちらでご確認いただけます。

 

 
応募フォーム
 

まずは、私たちの活動を知ってください!

寄付を募るサイトですが、私たちの取り組む課題や、なぜこの課題に取り組むかなどの団体のビジョンを説明させていただいています。

 

「普通」の子どもたちと同じことをできないならば、親がその分の費用を負担するのは当然では?と思われるかもしれませんが、不登校の子をもつ親、特に母親は、自身の働き方を変えざるを得ない状況になることが、この1年の活動を通じてわかりました。

 

1人での留守番が難しい低学年の時期に不登校になることで、離職や転職をする保護者の方も少なくありません。

加えて、家庭の母子家庭などが少なくないこともわかりました。

 

つまり、予想外の教育費が発生するのに働けなくなるという状況に追い込まれてる、学校外の学び場に行かせたいけどお金が払えない、ということが「不登校家庭」の抱える大きな問題の一つです。

 

子どもは社会の宝です。未来の支え手になる子どもたちのために、まずは、私たちの活動をしってください! 

そして、私たちの活動を共に支える仲間になっていただければとてもうれしいです。

 
活動の紹介サイト

6 編集後記

 ありがたいことに、マナビダネに興味をもって下さった方が、時折いろダネの活動を見学に来て下さることが増えてきました。

 その方たちのあたたかいまなざしのおかけが、知らない方がきてもいろダネキッズはいたって普通。自分のしたいことに夢中になっていたり、友達と楽しく会話していたり。

 はじめましての方をアナログゲームの一員に巻き込んでしまう術を身につけた子もいます(笑)

 

 ここに来るまでは、〈人とのコミュニケーションが苦手〉と言われていたような子も数名います。

 人がいると隠れていた子もいます。

 ですが、ここに来てから次第に笑顔が増え、それと共にコミュニケーションも増えてきました。

 それは、ここが安心できる場であり、そして子どもたちが、一人一人の表現の仕方を、ふわっと自然と受け止めることのできるからだと感じます。

 

 ぜひ、皆様も遊びに来てくださいね。(山下)

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