Art&Metaphyscal 色彩を巡って 〜白〜
こんにちは はじめまして!Healing room ALBIREOのYewと申します。
私は横浜市のサロンで、ヒーリングセッションを行ったり、Arganzaプロデュースのヒーリング講座「インテンシブマスターコース」を開催しています。
インテンシブマスターコース は、ほぼオンライン対応。現在は、第1期として3人の生徒さんが全国から集まって、約1年間のメタフィジックな学びを深めて頂いてます。
私自身、ヒーリングの世界に飛び込む以前には、絵画や造形の講師をしていたこともあって、ヒーリングの講師の仕事は楽しいですし、スクーリングでは様々なソウルの皆さんと交流ができて、私にとっても豊かな学びの場となっています。
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さて、この度は、Arganzaのニュースレターへコラム掲載の機会をいただきまして、私からは「色彩」について書いてみようかなと思います。色彩を巡るメタフィジックな旅に、お付き合いいただければと思います。
今回は「白」について。
皆さんは、白というとどんなものを思い浮かべますか?
純白の花嫁衣装、雪景色、神社の巫女装束など、どこか無垢で、清潔感のあるイメージが多いと思います。
色彩心理学の世界では、白には決意、理想、潔癖、スタート、浄化とリセット、緊張などの意味があるのだそうです。
また、光の三原則では、マゼンタ(赤紫)、シアン(空色)、イエロー(黄)のすべての色が同じ量で重なり合うと、私たちの脳がその信号を白色と認識するとのこと。
3つの光がちょうど良く混ざり合うと、明度が上がって白になる・・・ここからも白という色彩の不思議さというか、特異性が感じられますね。
物質の次元では、同じ条件で重なり合うと明度が下がって、脳が黒と認識するというのも、興味深いですよね。
Arganzaワークのセッションで活躍する白い光線には、いくつかの種類や星系があるのですが、その中でも、この物質界に一番近い白は、シリウス由来のエネルギーです。
オーラシステムにシリウスの影響の強いソウルの人は、先ほどの白の心理的イメージ通り、理想主義だったり、良い意味での緊張感をもたらしてくれる方もいらっしゃいます。
前回の星のコラムで、セラスリエさんが書いていましたが、シリウス気質が強いと、犠牲を厭わず、聖なる目的のために生きる・・・という一生になることも多いのかもしれませんね。
そんな白は、神性を表す色でもあり、古代エジプトの壁画では、神々やファラオたちが白いカラシリスを着た姿で描かれています。壁画には鉛白という顔料を使用してあるのだそうですが、当時の実際の衣装は、白い麻素材であろうと言われていて、これは古代ヘブライや日本の神道などにも共通しています。
日常的な色彩の活用法としては、決意をもってスタートを切りたい時、美しく理想を貫きたい時、心身の浄化を促したい時、清潔な印象を与えたい時などに、白の波長は効果的。反対に、急に白が気になってきたり、目に飛び込んでくるような時は、ご自分の中に、浄化やリセット、スタートのエネルギーが高まってきているのかもしれませんね。
絵画の世界で「白」と言えば、私はモーリス・ユトリロというフランス人の画家を思い浮かべます。複雑な環境に生まれ落ちて、10代でアルコール依存症になってしまったユトリロは、その治療のために絵筆を取り、あっという間にその才能を発揮することになったのだそう。そんな彼の描く白いパリの街並みは、どこか寂しく高潔で、魂の高らかさを表す静謐さを湛えているように、私には見えます。お近くの町にユトリロの展覧会が巡ってきたら、ぜひ足を運んで「白」の世界を味わってみてください。
それではまた^^
by Yew