ポルノ被害と性暴力を考える会は2009年に任意団体として設立し、ポルノには被害者はいないとされていたことに対して、いやそのようなことはない、被害者はいると訴える社会啓発活動をしてきました。
2013年に初めて一人の女性が私たちの存在をネットの大海の中から探しあててアクセスしてきました。「アダルトビデオに出演させられそうになっている、助けてください」と。以来、相談体制を整え、アダルトビデオに係ることによって自分の人生に甚大な課題を抱えこんでしまった人からの相談を受けるようになり、2017年10月現在の累計数は400件を超えます。アダルトビデオには被害者などいないと言われてきたことが事実をもってひっくり返されたわけです。
私たちは、被害の甚大さと社会的影響の大きさに向き合いより組織的に対応するために、NPO法人「ポルノ被害と性暴力を考える会」の認可申請を8月24日に東京都に行い、現在承認待ちの状態にあります。
NPO法人を設立し、被害者相談支援のみならず、社会啓発活動、調査研究事業をより充実させる歩みを進めていく所存です。
どうぞ、多くの方々の参加をお待ちしています。